広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

春が来た

2009-03-14 20:19:45 | 動物・植物
温度管理に失敗して、仕切り直しとなった室内での「マイプラント」による野菜の栽培。久しぶりに経過報告します。

前よりは寒い部屋(あまり暖房を点けない)に置き、マイプラントの点灯時間を毎日4~6時間と短く(手動で切る)した。ただし、窓際に置いたため、マイプラントが切れている時間帯に太陽光も入る環境。
2月23日のミズナ
鉢のサイズのせいか小さめだけど、みずみずしい。長日条件(実際には暗い時間が短くなることに反応)になってしまい、とうが立ってしまった。
2月26日屋内栽培

2月26日屋外栽培
屋内と同じ日に種をまいて屋外の屋根下(日が差すが寒い)に置いたもの。寒さに強い植物なので、元気はいいが、葉っぱの数が少なく伸びていないし、ツヤも悪い。

冬が越せるか心配だった同じ屋外の青ネギ
今年はあまり寒くなかったとはいえ何度か氷点下になったが生き延びた。ずっと雪が積もったりしなければ、大丈夫なようだ。
冬は生長が鈍り、収穫するのがかわいそうで、目標の冬期間の薬味補給は果たせななかったが、立春を過ぎた頃、日が長くなったのを感知したらしく、葉を伸ばし始めた。3月に入り急激に伸びたので、みそ汁の薬味にしたら、久々の新鮮な青ネギはとても香りがよくておいしかった。

3月8日 3月10日
屋内のミズナが開花。小さい菜の花みたいできれい。菜の花と同じ独特の香りもする。春の香り。菜の花(アブラナ)もミズナなど菜っ葉類も同じアブラナ科アブラナ属だから当たり前だけど。

小学校3年生の理科の最初でアブラナの花の作りを習ったなあ。アブラナ科は花びら(花弁)が4枚で、十字の配列になる。そのため、年配の専門家は「十字花(じゅうじか)植物」という用語を使うことがあるが、今は一般的ではない。
3月8日。屋内と屋外の比較
これがマイプラントの効果? でも屋外の方も小さなとうが立ち始めた。

3月13日。ギザギザの葉っぱがミズナの証。

3月8日。屋外のチャイブの新芽
ネギは冬越しが心配だったが、仲間の「チャイブ」というハーブは耐寒性があると聞いていた。秋になると早々に枯れて、春に新たに芽を出すようだ。つまり寒い時期は無理に葉を出さず、休んでいたのだろう。2年目以降は葉が増えかわいい花も咲くようなので期待。
ちなみにチャイブはアサツキの変種(ほぼ同じ植物と考えていい)。アサツキといえば、秋田では雪の下から掘り出したまだ白い葉を「ヒロッコ」という名前で食べる。写真の株は細い上に緑になってしまったが、栽培方法次第ではチャイブもヒロッコになり得るのだろうか?

今年は暖冬だったので、屋外でもこのように生長したが、いち早くミズナが咲いてマイプラント効果はあったようだ。でもマイプラントの効果以前に、屋内では温度管理が難しいし、アブラムシが発生して苦労した。結局、自然に逆らわないのがいちばんなのだろう。
マイプラントは、日当りの悪い我が家の夏場の日照不足の補助にも使いたいと思う。
コメント (2)
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杉のバス乗り場

2009-03-14 17:35:33 | 秋田の季節・風景
弘前駅前は区画整理や駅舎改築に合わせ、バス乗り場も整備された。津軽地方の中心都市だけに乗り場の数も多いが、余裕あるスペースにきれいなデザインで配置されている。ただし、個人的には利用者の立場になって設計されていないと思える部分が1つだけある。それは屋根が少なく、風よけがなく吹きさらしという点。冬は吹雪や季節風が乗客に容赦なく吹き付ける。
右方向が駅舎
バスが停まっている1・2番乗り場は高速バスや循環100円バスの乗り場で、連続した屋根が付いている。一方、左側2列の市内や周辺各方面への乗り場は、乗り場ごとに島状の短い不連続の屋根を設置しており、降雨時は傘がないと隣の乗り場へも行けない。いずれも壁はない。

実は弘前市内のバス路線の多くは、駅から徒歩数分のイトーヨーカドー1階の「弘前バスターミナル」が始発で、駅に立ち寄ってから各方面へ向かう運行形態。だから、完全な屋内のターミナルで待てばいいのかもしれないが、実際駅から乗る客も多く、朝の各高校や大学病院行き乗り場には屋根からはみ出るほどの乗客がいることもある。よそ者の勝手な意見としてはもう少し考えて設計してほしかった。


その点、秋田駅西口の乗り場は、古くて狭いながらもよく考えられている。風の強い街ならではなのか、長く市営バスが幅を利かせ駅前が真のバスターミナルだったためか。(東口の乗り場も屋根と風よけがある)
2003年撮影
屋根が連続しており、ベンチの後ろなどは透明板の風よけがある。3・4番線の間には四方に囲いのある待合室的な部分もある。

そのバス乗り場に変化が起きている。
2月6日。3・4番線の間の待合室内
乗り場に行くと、すべての風よけ板が外され、スカスカ。柱を補修しているのか。
「秋田杉材で化粧をする工事をおこなっております」
思い出した。バス乗り場を秋田杉材で装飾する事業だ。以前、試験的に1番乗り場で実施し、耐候性などを検証後、今は本格的にやっているのだろう。
調べると秋田市役所の都市整備部まちづくり整備室というセクションが「秋田杉を活かした都市再生」「秋田杉を活かした街並みづくり」として実施しているようだ。バスの利用促進などでなく「地場産品の秋田杉を使った」「街並みづくり」の一環らしい。
空港リムジンバスも発着する秋田市・秋田県の玄関口だから今の殺風景な乗り場よりはいいと思うからこの事業に反対ではないし、年度末の工事になってしまう事情も分からないでもないが、この寒い時期に吹きさらしにしてバス利用者に迷惑をかける工事をしなくたってもと思う。寒い中工事をする方々も大変だが、バス利用者には健康管理に気を使う病人や試験を控えた受験生だっている。

と思っていたら(毎日行っていないが、次に行った)2月12日には、仮設風よけと思われるブルーシートが設置されていた。その後順次、新しい透明板が設置された。
2月15日
透明すぎて分からないが右側は透明板が付いている。

さらにしばらく行っていなかったら、だいぶ進んでいた。
2月27日
屋根に木材が。頭でっかちで重そう。右側の乗り場はまだ。
工事途中の境目 真下から
既存の屋根の下にルーバー状の杉材を取り付けたようだ。まさに「化粧」というわけだ。

3月12日。柱と壁も
柱は外側をすっぽり多い、壁は格子。下に透明板を残してくれたのはありがたい。
透明板の裏側は格子がなく、透明板がむき出しだった。工事途中だからなのか、それとも広告掲示スペースを残すためだろうか?

だいぶ形が見えてきた。落ち着いた雰囲気になったし、かすかに木の香りもする。でも今後の清掃や部分的な交換などメンテナンスは大変そう。

※2011年度には他のバス停にも同じような装飾を行うことになった
コメント (2)
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