麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

クモノストシバイヅクリ

2005年09月13日 | 身辺雑記
      
東武東上線の池袋発の各停に乗った時のこと・・・
ドア脇の網棚の上方、
中吊り広告の端と吊革の支柱との間のスペースで
必死に蜘蛛が巣を作っていた。

車両には毎日清掃が入るだろうから、
その日の、とある時間に紛れ込んじゃった彼
(または彼女?)が一日で・・・そもそも蜘蛛が
一時間にどれほど巣を作るのかも知らないんだけど
・・・とか思っている段階で、巣は縦糸が完成し、
外から内に向かって横糸が12~3ライン出来ていた。
その後も観察を続けると二駅ほどで20ラインを越え、
残すは子供の拳ほどだ。
この調子じゃ成増までに完成だな?
こんなに早く編み上がるっつうことは
意外と最近乗車したのか?
                  
あるいはドアに近いから、完成しかけたのに風…
ドア際だけに突風に煽られて、
または人によって……この場合故意か、
網棚に荷物を乗せる時に当たったか……
理由は何であれ、とにかく壊れてしまい
彼は(彼女かもだが?)再チャレンジしたのかも・・・

まぁ考えてもせんないこと。
それより僕が思ったのは
芝居創りに似てるなぁってこと。
一所懸命創っても簡単に壊れてしまう蜘蛛の巣のよーに
“儚いもの”を創ってるんじゃないかなぁ、なんて。
決して弱気になってるわけじゃない
・・・こういう感慨は、下駄屋さんもゲームプログラマーも
主婦も、モビルスーツで闘う人も、同じように抱くだろう
という冷静さ(?)も、ちゃんと持ちながらの・・・
電車で思ったことだ。


今日はこれから池袋シアターグリーンで
ジャブジャブサーキットに折込だ。
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P.I.C始動

2005年09月13日 | 東演
昨日は来年春の公演を睨んだP.I.C公演の
第1回の会議が開かれました。

まずP.I.Cって何?って話ですが
Parata Independent Committee
(パラータ自主公演委員会)の略称で、
01年12月『黄昏のメルヘン』から始まった
座内レーベル公演でございます。

どうようなものかと申しますと……
先日、強いインパクトを与え終幕した『子宝善哉』など
劇団の精神に根差しながらも、趣の異なる新しい試みを
  劇団拠点(パラータ)で行う=アトリエ自主公演の、
  テイストを強く掲げつつ、さらに一歩踏み込んだ
  《劇団本公演》でございます。
                   
劇団の運営組織や制作部などを中心とした通常の公演ではなく、
“ある作品”または“ある演出家”等にこだわった
劇団員が集結して先頭に立ち、その公演をリードしていく・・・
とても乱暴に云えば、トップダウンではなくボトムアップな
  公演形態による演劇創造!

第1回は前述『黄昏のメルヘン』・・・矢代静一さんの名作を、
“若手の育成”に主眼を置いて、越光照文氏演出で公演!
青年座文芸部所属で桐朋学園短大演劇科教授でもある氏の
情熱溢れる作品創りは、今なお再演の声の高い
舞台成果を得て、まずは好発進

続く03年3~4月『崖下の幸福』。
『どん底』『三文オペラ』などベリャコーヴィッチ作品の
コーディネーターとして劇団と深い関わりのあった
佐藤史郎氏の処女戯曲を、氏自らの演出で。
国際感覚溢れる、独特の俯瞰からの目線が、
観客に「日本とは、日本人とは何か」を鋭く突きつけました!!

さて。
そして3年ぶりとなるP.I.C vol.3・・・
まだ詳細は発表できませんが、乞うご期待
逐一ブログで、進展はご紹介の予定です!!!


今週の東演・・・
    15日(木)朗読劇『月光の夏』大垣公演*
    18日(日) 同 上     伊勢公演
    19日(月) 同 上     幸田公演
    20日(火) 同 上     岡崎公演
    *このシリーズは、山田・古田・小高・能登

そして、いよいよ22日(木)~『臨時病室』稽古始め



    
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