タイトルは自転車キンクリートストアの代表作
(観てないけど…)『絢爛とか爛漫とか』を意識しました。
自転車キンクリートSTORE
『ウィンズロウ・ボーイ』
(作/テレンス・ラティガン 演出/坂手洋二)
俳優座劇場にて。今日千秋楽。
観劇は9/16(金)ソワレ。
昨日のNLTとテレコになっちゃいました。
そのNLTが創立37年、一昨日掲載したジャブジャブが
20年、じてキンは1982年創立だから23年だ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
「躍進するお嬢さん芸」と呼ばれた、ポンジョ出身の女の子たちも
いまや40代も半ばという計算だ・・・。
なので1940~50年代のイギリス演劇の第一人者の
作品を取り上げるのも、当然といえば当然・・・
なのだろうが、僕的には…ちと意外。
さて「じてキン」「じてキン」とは言うものの、
92年からスタートのプロデュース公演
=「ストアレーベル」なので、
例えば今回、舞台上には中田喜子、馬渕英里何、西川忠志ら![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
マスコミでも活躍する面々がいて、
と同時に小劇場から…大鷹明良、
はたまたグリングの萩原利映がチョイ役で登場し、
さらに新劇からは円の佐藤銀平、元NLT中嶋しゅうと幅広く、
演出には坂手洋二・・・おお、まさに絢爛![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
絢爛と云えば、衣裳がまたスゴ~く贅沢なのダ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
でまたホンがよく書けている。さすが世界的名作![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
名作だけれど、やはり一幕がやや退屈。
というのも、人物紹介やら話の導入に加え、
どーしたって「イギリスの」、ある時代の空気が
なければ成立しないから……。
(これってどーしよーもないことではあるのだが…)
さて、この舞台において、
多くの人が、あの「坂手」がテレンス・ラティガンと
どう闘うのかに大きな注目を持ったと思う。
自らも「定評あるストレートプレイはやたことがない」
と云うように、明らかにアウェイでのゲームと言えるから…。
で、後半はよく闘ったが、やはり前半が・・・である。
アウェイだから、引いて守れ、とは云わないけど
「適地」を意識して、我慢するのは必要だった。
やはり「攻撃的坂手サッカー」では痛い目に遭います![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
一緒に観た人が「馬淵さんに、実は期待してなかった分良かった」
と云っていたが(しかも呑み場で演出家本人に向かって)
確かに彼女は頑張った!
楽譜に書かれた音符を間違えることなく、
また、その小節に込められるべき感情も的確に表現した。
が。肝腎のチューニングが狂っていて![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
つまり基本的な発声として、客席に届ける「音」になっていない…
これは、本当にキツイのだ。観客として。
だけれど2幕はとっても面白い。
ウィンズロウ少年の5シリングの窃盗の
無実を信じて闘う家族と著名な弁護士の話の中に、
女性の立場だとか、正義とは何かとか
国と人の関係性とか、普遍的な物語性を持っているから、
ズンズン心に響きまくって。
【文中敬称略】
蛇足ながら、今更「商業とか新劇とか小劇場とか」
ただでさえ狭い演劇の世界で衝立を立てる気は
僕自身まるでなく、ただ説明として上記では俳優さんを
カテゴライズさせていただきました。
昨日絶賛したように「小劇場チック」なNLTもいいし、
じてキンがイギリス翻訳モノありだと思うし・・・。
公演の谷間な上に、注目の舞台が目白押しなので
しばらく、このブログは劇評が続く・・・予定です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
(観てないけど…)『絢爛とか爛漫とか』を意識しました。
自転車キンクリートSTORE
『ウィンズロウ・ボーイ』
(作/テレンス・ラティガン 演出/坂手洋二)
俳優座劇場にて。今日千秋楽。
観劇は9/16(金)ソワレ。
昨日のNLTとテレコになっちゃいました。
そのNLTが創立37年、一昨日掲載したジャブジャブが
20年、じてキンは1982年創立だから23年だ・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kame.gif)
「躍進するお嬢さん芸」と呼ばれた、ポンジョ出身の女の子たちも
いまや40代も半ばという計算だ・・・。
なので1940~50年代のイギリス演劇の第一人者の
作品を取り上げるのも、当然といえば当然・・・
なのだろうが、僕的には…ちと意外。
さて「じてキン」「じてキン」とは言うものの、
92年からスタートのプロデュース公演
=「ストアレーベル」なので、
例えば今回、舞台上には中田喜子、馬渕英里何、西川忠志ら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_blue.gif)
と同時に小劇場から…大鷹明良、
はたまたグリングの萩原利映がチョイ役で登場し、
さらに新劇からは円の佐藤銀平、元NLT中嶋しゅうと幅広く、
演出には坂手洋二・・・おお、まさに絢爛
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hikari_pink.gif)
絢爛と云えば、衣裳がまたスゴ~く贅沢なのダ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kirakira.gif)
でまたホンがよく書けている。さすが世界的名作
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
名作だけれど、やはり一幕がやや退屈。
というのも、人物紹介やら話の導入に加え、
どーしたって「イギリスの」、ある時代の空気が
なければ成立しないから……。
(これってどーしよーもないことではあるのだが…)
さて、この舞台において、
多くの人が、あの「坂手」がテレンス・ラティガンと
どう闘うのかに大きな注目を持ったと思う。
自らも「定評あるストレートプレイはやたことがない」
と云うように、明らかにアウェイでのゲームと言えるから…。
で、後半はよく闘ったが、やはり前半が・・・である。
アウェイだから、引いて守れ、とは云わないけど
「適地」を意識して、我慢するのは必要だった。
やはり「攻撃的坂手サッカー」では痛い目に遭います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
一緒に観た人が「馬淵さんに、実は期待してなかった分良かった」
と云っていたが(しかも呑み場で演出家本人に向かって)
確かに彼女は頑張った!
楽譜に書かれた音符を間違えることなく、
また、その小節に込められるべき感情も的確に表現した。
が。肝腎のチューニングが狂っていて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_naki.gif)
つまり基本的な発声として、客席に届ける「音」になっていない…
これは、本当にキツイのだ。観客として。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
ウィンズロウ少年の5シリングの窃盗の
無実を信じて闘う家族と著名な弁護士の話の中に、
女性の立場だとか、正義とは何かとか
国と人の関係性とか、普遍的な物語性を持っているから、
ズンズン心に響きまくって。
【文中敬称略】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/beer.gif)
ただでさえ狭い演劇の世界で衝立を立てる気は
僕自身まるでなく、ただ説明として上記では俳優さんを
カテゴライズさせていただきました。
昨日絶賛したように「小劇場チック」なNLTもいいし、
じてキンがイギリス翻訳モノありだと思うし・・・。
公演の谷間な上に、注目の舞台が目白押しなので
しばらく、このブログは劇評が続く・・・予定です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)