麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

荻窪の邪宗門へ

2005年09月21日 | 身辺雑記
荻窪へ杉並演劇祭の打ち合わせに行った帰り、
邪宗門に入った。
喫茶店だ。

実は東演の目の前にも邪宗門はあって、
劇団の“第三会議室”
“最上の応接室”として使わせていただいてます。
その系列店だ。
とはいえ資本など企業としての関連はなく、
国立の邪宗門からそれぞれがノレン分けして、
今全国に8軒ほどあるらしい…。

昨日の夕刻、小腹が空いたので
ラーメンでもと(何しろ荻窪ですから…
歩いていて見つけた。
駅前の闇市を思わせるようなアーケードの中の一角、
二間間口ほどの小さな構えのドアを開くと
目の前に急な階段が延びている。
右手にカウンター。中に初老の上品な女性が隠れるようにいて、
優しい声で「お2階へどうぞ」と。

二階は目の前にある邪宗門よろしく、
古いランプや時計や銃が掛かっていて、
小ぶりの長方形のテーブルに
背の高いがっしりしたイスも似ている。

とゆーか、アンティークと手品が
邪宗門各店の売りで、それだけは脈々と受け継がれているようだ。
荻窪店にも、マスターへ送られたと思われる盾や賞状が
飾られていた。
(思われると書いたのは、この日は前述の
 女性一人しかいらっしゃらなかったから…)

壁には、油絵やエッチングの額が飾られている。
目が馴れて気付いたのは、歴史を感じさせる飴色の壁に
あいあい傘やさまざまなメッセージがマジックで、
或いはナイフか何かで彫りつけてある…。
それも夥しい数が。

夕方の通り雨を、そこでやり過ごし、文学座へ……。
昨夜観た『焼けた花園』については明日、
書こうと思っています。
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