麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

誰に観てもらうのか。

2006年11月09日 | 東演
 区役所に行った。
 とある証明書をもらいに。一年七ヶ月ほど前に婚姻届を出しに行って以来になる。個人的には縁遠い場所だが多くの人が平日の昼間だというのに来ていて…まぁ基本的には、平日の昼間しかやってないトコロだから、それで僕はなかなか足を向けられないのだろうが・・・。で、その1階ロビーにパネル展示があって、見ると都市計画のコンペのよーであった。10弱のグループが阿佐ヶ谷近辺の商店街や幹線道路の、或いはそれらと人の関わりの現状を分析し、新たな展開を提案しているようだった。「ようだった」というのは素人には少々専門的に過ぎて、前述の狙いくらいは掴めたが具体的なモノが伝わらなかった。
                          

 昨日のブログで、“時代に対する(芝居の)創り手側のアプローチ”について触れたが、今回のパネル展示は“具体的な表現”においてのヒントになった。

 言うまでもなく、ただ平易にするって話じゃなくて。内輪や専門家の中で解った気になったモノはこさえない!という基本的なこと。
 でも、十分解っているはずなのに、観劇後「あすこのシーンの意味は?」「このお話しの狙いは?」と言われちゃうことはある。そんな時の気分は・・・う~ん言葉にするのが難しいが「穴があったらとっとと入って、その中で舌噛んで死んじゃいたい!」・・・そーゆーのが近いだろうか?
 多くの人が観て、ちゃんと解る。好きか嫌いかは別にして「伝わるモノ」を。平易とは別に、余りに噛んで砕きすぎて、上から教えるよーになることも気をつけながら・・・。

 すっかり秋が深まって、マンションのエントランスや銀行のATMなどに枯葉が舞い込んでいるのをよく見掛ける今日この頃。月もやたらと美しい。

 物思いに耽る秋である
コメント
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