麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

モガの選択その1~映画のロケへ

2006年11月26日 | 東演
 今日(26日・日曜日)は映画のロケに弊団女優に付いて行った。まぁマネージャーである。

 制作者の仕事は、次回公演まで間がない時は、並行して次の準備をしながらってことになるが、『マーヴィンの部屋』の稽古初日まで一ヶ月以上あるこの時期、その準備にも当然入ってはいるが、再来年以降を睨んだ動きにも着手することになります。で、この手のロングスパンの仕事とともに、役者との絡みで言えばマスコミの仕事に対応可能な時期にもなりまして…。

 例えば、日曜を週のアタマというのであれば「先週」の・・・21日(火)に、厚生省主管のVPの仕事の打ち合わせがあり、笹山と矢野を伴って新橋の制作会社へ行き、22日(水)は映画の最終選考があり、岸並と光藤の二人の面接時間をアレンジ。その撮影が今日という具合だ。

ここで少々脱線。
 創立して間もなく48年になるが、伝統に裏付けされた信頼だろう、ありがたいことに通年で、様々なオファーをいただいている。けれど残念なことに演劇創造のタイトなスケジュールの中ではお断りすることが多い。
 大所帯の劇団は、内部に映画放送部があったり、別途独立したマネジメント会社を置いたりしている。東演も数年前まで、映放のマネジメント会社を持っていた。 現在はないので、マスコミの仕事は、公演のない時に限られる。よってマネージャーは不在で、制作が代行することになるのだ。
 話を戻そう。

 今回の、米国人監督Shaun Keenan による『Blind Love』のロケは、東京は町屋の、とある製作所の二階に間借りしている陶芸家さんのアトリエで行われた。
 岸並は陶芸教室の先生という設定だ。
 我々が着到した時は、盲目の主人公がろくろを回すシーンがまだ続いていた…。監督と衣裳さん以外は日本人、だが邦人のプロデューサー&カメラマンは英語を解すので、二ケ国語入り乱れての現場であった!
 ロシアや中国との合同公演や共同製作で、多言語の現場は日常茶飯事の東演のメンバーには何の違和感もないが、東京下町の閑静な町並みの一角での“インタ~ナショナルなロケーション”という風情はなかなかインタレスティングであった。

 長身でヤセッポチ、知的な顔立ちで、だから当然猫背のショーンが、時折オドけてみせると、賀来千賀子似の若きプロデューサーのさつきが絶妙のツッコミを入れる中、芝居とはまた別の緊張と緩和を繰り返しながら撮影は進んだ。

 結局僕は、岸並の出番を待たずして撤収。
 試写を楽しみにすることになった!

    なんで『モガの選択』なのかは、
       その2以降を待て!

コメント
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