麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

喪われていくものへ…2

2006年11月17日 | 身辺雑記
 とある市議会議員の後援会主催のバスツアーで
 静岡に行って思ったこと(昨日のブログ)の、続きです。

      

 バスは、日本平から静岡浅間神社へ。
 さらには安倍川を渡って丸子宿(まりこじゅく)へ。
 ここで名物のとろろ飯をたらふく食って、
 古い宿場町を探索したのだった。

 探索と言っても、国道1号からひょいと入った小さな路地みたいなところ・・・まあ、昔はこの「路地」がメインの街道で、どんどこ新しい太い道を通したから目立たないのだし、翻れば、その路地みたいなものもずーっと昔はなく、中世の人々がこさえたものなんだろうが・・・とにかく、その鄙びた集落の、車一台通るのがやっとの道の左右に、無人野菜販売や、ちっちゃな梅干屋さん、吐月峰紫屋寺(とげっぽうさいおくじ)などの名刹に紛れて、100以上の絵柄をTシャツやパーカーにプリントしてくれるこじゃれた店もあった(キリンのTシャツを迷わずご購入)。

 ただいかんせん、長い時間過ごすほどの広さはない。せいぜい2時間…。
 それでは商売にはならない。
 
 恐らく、その足止めの為だろう、駐車場のすぐ隣、集落のとっくちに、ドンと近代建築が聳えている。その名も「駿府匠宿/体験工房」。1999年オープン。敷地面積6500㎡という広大な施設で、竹染や陶芸などが、その名の通り“体験”でき、その他にも「駿府工芸館」や「東海道歴史体験館」など趣向をこらしたパビリオン(?)で、静岡の伝統やら歴史が学べるのだ。
 まあ、一種の箱モノですネ。

 確かに金は落ちる。落ちるが何ともアンバランスだ。
 古き良き情緒がない。
あれ?
昨日は金がなくてオンボロじゃあ、と言い、
今日は直したらアンバランスって・・・。
我ながら矛盾???
コロンブスの卵???
そう。
喪われていくモノの再生に、黄金の矢を通すような方策を敏腕Pは見透かしている!……いや、見透かせそうな何かが見えた・・・見えたんじゃないかな? たぶん。

 焼津のさかなセンターで、あじの干物を値切りながら「何か」を、ネ・・・。
コメント
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