麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ゆるやかな稽古初日

2007年10月07日 | 東演
 昨日、第18回下北沢演劇祭・世田谷区民上演グループAの稽古がスタートした。
 今年は演出に、青年座から磯村純氏を招いて、2月2日(土)、3日(日)の本番に向けて、土日祝の稽古が進む。

 挑むのは、はせひろいち氏の代表作『非常怪談』!

 区民上演グループが3班あった頃は、劇団東演が指導を担ったAは、新劇団の中堅らしく、主に近代古典をセクトしていた。
 Bはゲスト劇団で、青年座が『ブンナよ木からおりてこい』、鳥獣戯画が『好色五人女』という具合に劇団の十八番を、Cは本多劇場グループで書き下ろし作品
・・・そんな棲み分けがあった。

 2グループになってからは、書き下ろしのB(本多劇場グループ)に対し、Aはいわゆる新劇系と小劇場系の既作品を交互に選んできた。
 リピーターもいるので、できるだけ幅広い作品に触れて欲しいからだ。

 一昨年は『夏の夜の夢』(作/シェイクスピア)、昨年は『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』(作/成井豊)と来ているから、小劇場系が続くことになるのだが、別の視点から見れば『夏夜』も『カレッジ』も、見た目わりと楽しいというか・・・まあ後者は死を扱っているから決して明るくはないのだが、なんつってもキャラメルボックスですから、アクションだのダンスとかもあって・・・メジャーコードとでもいうのかな?
 で、今年は“静かな作品”をと。台詞に重点を置いた、会話のやりとりで紡ぐ舞台をねと。

 出演者は13名。8月に行われた説明会&オーディションを勝ち抜いた精鋭(?)で、ある男の通夜の、台所で繰り広げられる人間模様(人間以外も?)を描いた『非常怪談』を創り上げる。

 さて、その稽古初日は、そんな台本には触れず、ワークショップで汗を流した。

 ママさんバレー経験者にストレッチ、元合唱部が発声を、と演出家ではなく参加者のリードでアップを行い、徐々にシアターゲームへ・・・。

 本業の演出の腕を上げているのは勿論、最近は母校・桐朋のほか舞芸などで講師を務め、演劇指導でも力をつけた磯村氏のリードで、あっと言う間に時間が過ぎた。
 
 今日は二日目。さて、どんな稽古になるだろうか?

 そうそう。本番の日時は書いたけれど場所が抜けていました。今年も北沢タウンホールにて! 入場無料で!!


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