恵比寿で思い出したこと。

本日、恵比寿で折込。
いよいよ来年一月開幕の
「第二回日韓演劇フェスティバル」の。

　　　※　　※　　※

早めに終わったので街を歩く
プレハブで営業する居酒屋があった。
随分前に入ったことがある。

何年か前だ。少なくとも三年は経つ。
　　　　　　
最初、年嵩の社長連やその令夫人などと
飲んでいた。

そのうち、僕と同世代の女性が参加。
彼女も代表取締役だったので、
八人ほどの半分が「社長」になった。

さて。
大変美しいその女性に見覚えがあった。
会話の流れで、思い当たったたが……

彼女は元女優だった。
ピンクリボン賞の新人賞(94)に始まり
95～97年度の同女優賞に輝くなど
“最後のピンク女優”とも呼ばれた
知る人ぞ知る田中こずえだった。

もともと我々と同じ演劇畑、
とはいえ、テント芝居にこだわる
アングラ系のＳ劇場から映画に転身。

当時、僕は新劇団の東演に所属。
やや毛色が違うとも言えたが、
東演にお世話になる前は小劇場にいた、
ので、共通の役者も何人かいた。

「セカンドエリア」というバンドで
ボーカルを務めながら、同じ名前で
演劇ユニットを立ち上げた亜崎研二とか。
その制作を僕は二度担当している。

　　　※　　※　　※

本日、恵比寿での折込が早く終わり
街をぶらぶらしていたら、
以前一度入ったことのある
プレハブの居酒屋の前を通過……
そんなことを思い出した。