麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

流転

2012年04月15日 | 制作公演関連
(文中敬称略)

昨日は六月に公演する
『空の記憶』の顔合わせ。
One's Studioにて。

昨年、『BENT』公演のために
立ち上がった「はすいけタイムス」。
俳優・蓮池龍三が声を掛けて
キャスト・スタッフが参集した。

そこに出演していた側見民雄。
とある新劇団で蓮池の先輩にあたる
彼が、刺激を受けたのか否か
心の裡はわからないけれど、
演劇集団「阿吽」を旗揚げした。

結果、二つの公演に関わるのが
側見民雄
 出演→主宰・製作・主演
蓮池龍三
 主宰・製作・主演→出演
辰巳次郎
 舞台監督→演出

僕とイカラシヒロコは
それぞれ制作と衣裳のまま並行移動。

力の同じ投手がいる高校野球部では
先発によって打順&守備が変わる。
それに似ているかも。

スタジオARという小さな劇場で
出演四人、スタッフも少数精鋭で挑む
小ぶりな座組の中で流転組(?)の
割合は大きい。

「るてん」は辞書を引くと
《移り変わってやむことがないこと》。
ここでは、移り転がって新しい
座組が出来上がった程度の意味で
「流転」と書いた。

その意味でいえば。
他にも出演の宮地牧子、
スーパーバイザーの浜憲二も
「とある新劇団」に籍を置いた人間
なので、側見、蓮池、辰巳に僕を
加えた計六人もが「元東演」。
かなりの濃さである。

劇団東演は1959年創立。
2014年には五十五周年を迎える。
明大前から現在の下北沢に移って
34年。拠点の名は「東演パラータ」。
その横っ腹に車が突っ込んだらしい。
無事修復は済んだそうだが
外壁の一部だけ真っ白で痛々しい。

今は旅公演中だから無理だろうが
帰還したら、芝居の美術よろしく
汚しをかけて欲しいものだ・・・。
閑話休題。

『空の記憶』(作/浜祥子)は
「アンネの日記」のその後を描く。
昨日は読み合わせの前に
浜夫妻がアンネの足跡をたどった
旅のスライドを見た。

そして懇親会。
スタジオと併設されたカフェで。


作/浜祥子、演出/辰巳次郎
出演/側見民雄、熊谷ニーナ、
宮地牧子、蓮池龍三
照明・舞台監督/小関英勇、
美術/弓野亜希、音響/柳原健二、
音楽/山本伸幸、衣裳/イカラシヒロコ、
制作/高橋俊也、黒幕(?)浜憲二

以上、早退や遅刻はあったが
全員が顔を揃え心を一にした。
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