麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

授業~道を聞かれて

2012年04月30日 | 鑑賞
イヨネスコ「授業」フェスティバル
(神楽坂ディプラッツ)を観劇。

4/27~5/13、十団体が二組ずつ
上演する最初の公演を見た。

01時限・千賀企画(東京)
02時限・双身機関(名古屋)
4/27~29(公演終了)

ほかにも茨城、千葉、札幌と
幅広い地域から集結し、
不条理劇の名作『授業』に
挑むという魅力的な試み。

千賀企画は戯曲の年齢を取り払い、
双身機関は主となる教授と生徒の
台詞を廃した。

ので。互いの作品が結果的に
それぞれを補完する関係を築き、
面白かった。

特に作品の流れを前者から得て
《身体表現》を見たので、
大きな力になった。

       

出版社や印刷会社が集まる
地域にひっそり建つ劇場
神楽坂ディ・プラッツ。
1994年のオープン以来、
演劇は勿論、ダンスや
パフォーマンス等に
特化した小屋として
存在感を示してきたが、
今年七月閉館が決まっている。

慣れないと迷う場所にある。

この日も、飯田橋から向かう
僕の進行方向で、紙を見つめて
きょろきょろする女性がいて。

横断歩道を渡った僕に
「すみません」と声が掛かった。
「ここ、わかりますか?」と。
「あ、僕もそこ行きます」

       

聞けば、もう20分くらい歩いて
でも、一向に辿り着かない。
ここまで来て、開演時間も迫るし
と。
僕は彼女の道標になり、
僕の味気ない道行は、
美しい女性の同行を得られた。

ここでも補完関係

コメント
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