麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ハイブリッド6(第2セット)

2014年08月25日 | スポーツ
昨日書いた日本女子バレーボールの
新たな戦術「ハイブリッド6」。

コート内にミドルブロッカーを
一枚しか置かない「MB1」から
さらに進化した画期的作戦は、
MBをもう一枚削って、
ウイングスパイカーとセッター
(とリベロ)で構成されるのだと、
テレビの実況を聞いている限りは
印象づけられちゃったのだけれど。

《複数のポジションをこなして
どこからでも攻撃できるバレー》が
本線であり、乱暴にいえば・・・
大型の超攻撃的なセッター六人が
コートに立ったとしても、それは
「ハイブリッド6」なのだ
実現性はないが理論的には。

ワールドグランプリ決勝ラウンドの
第二戦以降はスタメンにMBの大野が
入ったのだが、だからってそれは
「MB1」に戻ったのではなく
あくまで「ハイブリッド6」なのだ。
きっと。
いずれしろ、これから完成に向け
精度を上げていくもので、
駄目なら淘汰されるのみだ。

******

さて。
なんとか世界トップ水準にある
女子(一応世界ランク3位)に対し、
世界16位の「竜神NIPPON」こと
男子は2012年の五輪、今年の世界選手権
ともに本線出場を逃しており、
恒久開催国なので出場している
ワールドカップでも99年の10位以来、
9位、9位、10位と切ない低空飛行である。


そんな男子は今、カザフスタンで
第四回アジアカップを戦っている。
ニュースによれば予選全敗
さらにクォーターファイナルでも敗れ
5-8位決定戦にまわっているという。
世界ではなくアジアでだよ

でも悲観することはない。
全日本の若手と全日本ジュニアの混成チームで
構成したメンバーなのだそうだ。

まあ黄金時代の全日本男子なら、
メンバー落としてもメダルくらい獲って来た
と思う……いや思いたいです。

東京(1964年)の銅メダルから始まり
メキシコ(68)で銀、モントリオール(72)では
悲願の世界一に輝いており
世界選手権で銅二つ(1970年と74年)、
ワールドカップでは銀二つ(69年と77年)と
強い時代もあったのです。閑話休題。

で。アジアカップですが。
女子の「ハイブリッド6」に対抗して
こちらもある意味ハイブリッドです。

「異種のものを組み合わせた」のが
ハイブリッドの意味なわけですが、
前段書いたようにフル代表とジュニアが
混ぜ合わさった上に、
王金剛(東レ)、李博(東レ)、そして
ジョエル・樹ブロックソム(パナソニック)
と国際色豊かな顔ぶれなのである。

しかも予選ラウンド初戦の韓国、第二戦インド、
22日(QF)のトルコと三試合で、
三人はスタメン出場している。

せめて中国に勝って五位に!!!
コメント
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