麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

非シス人『青ひげ公の城』終景

2015年02月10日 | 制作公演関連
前回、少し役者について触れたけど、
本当に様々な経歴や出自の出演者が
集まった『青ひげ公の城』となった。
アングラから新劇、はたまたモデル。
様々な世界のベテランから若手たち。

そんな中には・・・
新歌舞伎の名作のひとつ
『元禄忠臣蔵』など劇作家として
活躍、小説家でもある真山青果の
実娘・美保の作った新制作座
(今年創立65周年)の女優もいた。

彼女が、地元の下北沢で飲んでいて
塩辛を注文したら「あっ、それいい!!」
隣に座っていた客が絡んでくるという
判りやすいナンパ(?)から
二人は連絡先を交換したらしい。

彼はグラフィックデザイナーで、
自らが担当した芝居のチラシを
「面白いからよかったら観て下さい」と
女優にチラシを送ってきた。

楽屋の鑑前でそんな話をしていた所に
たまたま通りかかった僕。

まもなく紀伊国屋サザンシアターで
開幕する、劇団東演創立55周年記念
No.144公演『検察官』・・・

あたしの古巣のお芝居ですよ
コガワさん、何してるんですか?

「こっちからも逆に案内しよう!」と
女優をたぶらかしたら……来ましたよ。
日曜日の昼の回に。
ああ、五年、いやもっとぶりだな。
彼とお会いしたのは。



芝居のカーテンコール後の挨拶。
主宰・竹下優子は毎ステージ
「一つひとつの縁によって、同じ作品を
三度上演することができた」と語る。

前段の話はご愛嬌だけれど、つまり。
そんな様々な「物語」の積み上げが
客席の椅子の一つひとつを埋めて、
二月九日、千秋楽を迎えました。

そして新たな縁をいただいて、
非シス人(ナルシスト)は夏、
二十三回目の公演に打って出る!





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