麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

第三者~一番ホーム

2015年02月15日 | 鑑賞
ひとつ先の学校に進んだ時
・・・例えば小学校から中学校に
通うようになった時、
そこでは「ぴかぴかの一年生」
と言えば聞こえはいいが、
ぺーぺーに位置する事になるので、
ついつい権勢を振るった所へ
顔を出してしまう。
ん? 僕だけ?

ま、実際は誇る権威などなく、
ただ懐かしくて職員室に遊びに行き、
こちらの現況を伝えるとともに、
新六年で誰がリーダーになりそうか
等々情報を仕入れたりするのだが。

僕の通学路が、家から小学校経由で
中学校に歩いて行けるという、
たまたまがあったせいかも知れない。
(そして高校には中学経由で行けた)

  

ところがやがて足が遠のく。
徐々に新たな環境が「本当の今」に
変わるからなのだけれど・・・
今日、観劇した下北沢演劇祭の
「世田谷区民上演グループA」の
芝居との距離感にそんな感覚を持った。

五年ほど前に制作を「卒業」して、
以来見るだけの立場になったのだが、
それでも尚強い「OB感」があった。
いや今でもOBである事に変わりはない、
が、徐々に顔ぶれもかわり、
僕の良く知る「区民A」ではなくなる。
そもそも「僕の良く知る区民A」とは
何ぞやという、根本もあるのだが…。

とにもかくにも第25回の区民Aは
西沢栄治演出の『銀河鉄道の夜』
(2015.2/14~15、北沢タウンボール)。
十代から八十代まで幅広い年齢層の
十九人による舞台でございました。
リピーターと初参加、役者のバランスも
割とよく、スタッフは演出以外は
区民Aを熟知した鉄壁な面々・・・
そして客席は相変らず、いっぱい。

舞台装置を徹底的に排除した
シンプルなステージで展開した
西沢的宮澤賢治ワールド

さあ、細かい話は二番ホームで。

芝居の感想を語りつつ、
個人的に距離感を感じた話も。
コメント
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