沈虹光の傑作『長江~乗合い船』
(原題『同船過渡』)の日本初演は
1998年、鈴木完一郎演出。
以来マイナーチェンジを重ね、
原田一樹演出で生まれかわったのは
2013年。今回がその再演となる。
FW
方先生(団結団地に住む元教師)
高船長(定年間近の船乗り)
MF
劉強(方と同居する公務員)
米玲(劉強の妻)
雷子(米玲の元恋人)
DF
テレビ局ディレクター
同カメラマン
劇団代表でもある山田珠真子は
唯一全公演に出演している。
方先生役で作品を牽引し続けてきた。
高船長には原田版から佐々木梅治。
これまで純血主義で上演してきた
『長江』に迎えられた初めての客演。
中盤は劉強と米玲が攻撃的に左右に並び
一列下がって雷子が舵取りを担う。
はじめ雷子で『長江』に加わった
南保大樹は原田版から劉強に。
それに伴い、雷子には清川佑介。
鈴木版三代目の米玲・古田美奈子は
13年のテレビ局のカメラマンを経て
今回から攻撃的中盤に復帰した。
さて、そのTVマンだが。
実は二人体制は98年初演以来だ。
99年の紀伊国屋サザンシアターから
長らく一人で演じられてきていた。
と。今回の出演者を中心にざっと
歴史を振り返ってみたが、
その都度最高の舞台を届けるべく、
配役は変化を繰り返してきた。
そんな中、いうまでもなく
最大の変化は指揮官の変更。
鈴木版は、ボールを一度収めて、
的確に相手の足元にパスを繋げる。
その一方で大胆なサイドチェンジ。
そんなオーソドックスな形だった。
十年の歳月を経て蘇った、
新たな『長江』はワンタッチの
速くて短いパス回しが特徴だ。
分かりやすい例でいえば……
場面毎にドラマチックな音楽で
大きく芝居を盛り上げた前者と、
暗転と音楽をほとんど使わず、
かわりに立体的な美術で、
作品にアクセントをつける後者。
昨日、北沢タウンホール見たのは
実は公演ではなく「公開ゲネ」。
関越地域を巡演するにあたり、
支援会会員など限られた範囲に
限定された上演であった。
実は全貌は明らかになっていない。
ひとつ言えるのは演劇は
「生き物」という当たり前のこと。
新『長江~乗合い船』ver.2は
このブログでのタイトルで、
劇団で公式に使用している
題名ではありません。
(原題『同船過渡』)の日本初演は
1998年、鈴木完一郎演出。
以来マイナーチェンジを重ね、
原田一樹演出で生まれかわったのは
2013年。今回がその再演となる。
FW
方先生(団結団地に住む元教師)
高船長(定年間近の船乗り)
MF
劉強(方と同居する公務員)
米玲(劉強の妻)
雷子(米玲の元恋人)
DF
テレビ局ディレクター
同カメラマン
劇団代表でもある山田珠真子は
唯一全公演に出演している。
方先生役で作品を牽引し続けてきた。
高船長には原田版から佐々木梅治。
これまで純血主義で上演してきた
『長江』に迎えられた初めての客演。
中盤は劉強と米玲が攻撃的に左右に並び
一列下がって雷子が舵取りを担う。
はじめ雷子で『長江』に加わった
南保大樹は原田版から劉強に。
それに伴い、雷子には清川佑介。
鈴木版三代目の米玲・古田美奈子は
13年のテレビ局のカメラマンを経て
今回から攻撃的中盤に復帰した。
さて、そのTVマンだが。
実は二人体制は98年初演以来だ。
99年の紀伊国屋サザンシアターから
長らく一人で演じられてきていた。
と。今回の出演者を中心にざっと
歴史を振り返ってみたが、
その都度最高の舞台を届けるべく、
配役は変化を繰り返してきた。
そんな中、いうまでもなく
最大の変化は指揮官の変更。
鈴木版は、ボールを一度収めて、
的確に相手の足元にパスを繋げる。
その一方で大胆なサイドチェンジ。
そんなオーソドックスな形だった。
十年の歳月を経て蘇った、
新たな『長江』はワンタッチの
速くて短いパス回しが特徴だ。
分かりやすい例でいえば……
場面毎にドラマチックな音楽で
大きく芝居を盛り上げた前者と、
暗転と音楽をほとんど使わず、
かわりに立体的な美術で、
作品にアクセントをつける後者。
昨日、北沢タウンホール見たのは
実は公演ではなく「公開ゲネ」。
関越地域を巡演するにあたり、
支援会会員など限られた範囲に
限定された上演であった。
実は全貌は明らかになっていない。
ひとつ言えるのは演劇は
「生き物」という当たり前のこと。
新『長江~乗合い船』ver.2は
このブログでのタイトルで、
劇団で公式に使用している
題名ではありません。