麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

『櫻の園 Japan mix』は桜の中始動。

2015年04月06日 | 制作公演関連
東京の桜は盛りを過ぎ、
散り際がまた美しい四月上旬、

すでに稽古を始めているのが
『櫻の園 Japan Mix』だ。
(写真は4月3日、勝どき)

5月7~10日、「劇」小劇場
6月8~10日、小劇場「楽園」
J-Theaterと劇団東京ハイビームの
共同企画公演として上演される。

『櫻~』はJ-Theaterの公演。
ハイビームは別作品を届けるが、
その前に一本本番を控えており、
一足先に『櫻~』の稽古がスタート。

かのチェーホフの名作を現代日本の
東京近郊(詳しく言えば新百合ヶ丘)
に置き換えたドラマである。

桜の園を所持する女夫人ラネフスカヤ
にあたる役には神保麻奈(フリー)を、
その兄にアフラックのCFでもお馴染み
井ノ口勲(世代)、さらに酒田真弓(東演)、
堀越健次(元俳小)と新劇界から
ベテラン俳優を召集。

また野田六郎(ロパーヒンに相当)の
田辺誠二は2005年この役を演じている。
その頃のタイトルは『sakura.no.sono/jp』。

2002年に小林拓生が立ち上げたJ-Theater。
小林はそれ以前は「ウィリアム館」名義で
活動していたが、そのカンパニーを含め、
専門学校の生徒による上演等、
その都度マイナーチェンジしながら
演り続けてきた思い入れの作品だ。

今回は、小林が信頼を置く中堅に
オーディションを勝ち抜いた若手を加え
総勢21人(一部ダブルキャスト)で臨む。

前述の田辺は、稽古初日ほぼ台詞を入れて
稽古場に現れた。彼に引っ張られるように
早々の荒立ちでは台本を離す若手も多い。

余裕の調整で開幕を目指すベテランと
キャンプインからフルスロットルで
首脳陣にアピールする若手……
プロスポーツさながらの熱い稽古に!

      

しばらく観劇記が続いていたが……
ぬ企画、ACFなどなど五月以降上演の
作品の準備も進めている今日この頃だ。
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