麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

櫻と父のコードシェア(1)

2015年04月26日 | 制作公演関連
J-Theater+東京ハイビーム
共同企画公演
『櫻の園 Japan mix』
『父帰る2015』は、
まもなく第三段階に突入します。

『櫻~』にとってはいよいよ稽古場を
中野box-01に固定して熟度を高めます。
三月末に稽古をスタートして、
休みをとりながら昨日で13回。

一方『父~』は21日から芦花公園に
腰を据え連日(ま、休んでる暇はない)
ほぼ13時から20時前後の稽古が、
今日で6回目となる。

力のある俳優が多い座組なので、
当然もう荒立ちに入っている。

オンシアター自由劇場出身で、
渋い脇役で数多くの作品に顔を出す
伊藤洋三郎は、今回タイトルロールの
「父」を演じるだけでなく
「潤色」でも本作に関わっている。



「母」役には山本みどり。
NHKの朝ドラの向こうを張って
1968年から86年まで放送された
「ポーラテレビ小説」は、
新人女優の登竜門
中田喜子、樋口可南子、宮崎美子ら
あまたのスターを生んだが、山本は
78年の『夫婦ようそろ』のヒロイン。
そして余り知られていないが
「夢の遊眠社」に在籍経験あり。

この夫婦の「長男」役に木下政治。
マキノノゾミが率いて、人気を博し
2010年惜しまれつつ解散した
「M.O.P」のキムラ緑子、
小市慢太郎らと並ぶ看板俳優だ。

演劇界の歴史にその名を刻み、
それぞれの時代を築いた三劇団に
関わる俳優が奇しくも並んだ。

※※※

五月七日初日と時間がない中で
急がば回れとばかりに、稽古初日
一度読み合わせたあと、
登場人物としての気持ちや
自分の家族のことなどを
フリーディスカッションした。

失踪した父が帰ってくるという
菊池寛の名作『父帰る』を
大胆にアレンジした舞台ゆえ、
「家族とは?」は大テーマ。

結果、三日目には立っての稽古。
猛烈な勢いで幕開きに向かいます。

コメント
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