麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

殿中瓦版~本番中

2017年02月18日 | 制作公演関連
二月十六日、朝。
前日とほぼ同じ時間帯の千葉に向かう
総武線はいい塩梅の人の数。
座れはしないが、立つはまばら。

両国や錦糸町方面で働く人が
このくらいなら納得がいく。
やはり水曜は事故によるイレギュラーか。

さて、遊戯空間公演の初日。

『全段通し仮名手本忠臣蔵』は、
高直師のふるまいに納得いかない
塩冶判官の殿中での刃傷沙汰、
それに対するお上の成敗に
納得いかない大星由良助以下家臣達の
敵討ちの壮大な絵巻である。

今の我々には難解な言葉による上演。
ではあるのだけれど・・・
演出の工夫と積み上げた稽古に
スタッフの力を合わせて、
観客に納得いただく芝居になるよう
朝一から場当たりの続き。
終わり次第のゲネは30分押し。
客席オープンも5分遅らせて
初日の幕はなんとか開けることができた。

明けて十七日。
二日目は夜公演のみ。
キャストスタッフ暫しの休息。
各自それぞれの「充電」をし、
残りの3ステージへ、いざ!

とはいえ、3時から稽古をする故、
昼過ぎには多くが家を出る訳だが。

時折風が強く吹くけれど、
春のような温かさと青い空。
本望を為し遂げた義士の心持ちは、
このようであったのだろうか……。

と書いておいて下書きのまま。
公演三日目、十八日を迎えた。
開演は1時。受付は正午からだ。

(木)(金)とお陰様で盛況となったが、
後半はさらに多くのお客様を迎えての
三時間、でありながら
まるで長さを感じない意欲作です!

まもなく電車は両国駅に滑り込みます。
コメント
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