麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

緑の侯公伯子男~鸚鵡日記4

2017年02月26日 | 制作公演関連
さぁ、いよいよ劇場入りとなる
雷ストレンジャーズ『緑のオウム亭』。

1789年7月14日のパリ。
プロスペールという亭主の営む酒場。
ここはただの呑み屋ではない。
犯罪を吐露する男、客を誘う女、
しかしそれらは「役者」だ。
そんな混沌を喜ぶ貴族たち。

世界史に強い方ならピンと来るでしょう。
1789年7月14日パリ、と云えば
バスティーユ牢獄の襲撃!!
その前から煮え立っていた
第三身分(平民)達による革命は、
これを端緒にフランス全土に飛び火。

そんな歴史的背景を持った舞台が
アルトゥル・シュニッツラー作、
三輪玲子訳、小山ゆうな演出
『緑のオウム亭』である。

公侯伯子男。
昔覚えたけれどうる覚えだったから
今回久しぶりに爵位を紐解いた(^_^;)

『緑の~』に登場する最高位は
カヂニヤン侯爵エミール。
オウム亭の看板俳優アンリを
贔屓にする芸術を愛する男。

ランザック侯爵夫人セヴリーヌは
売れっ子の詩人にして色男
ロランを伴い店にやってくる。

ノジャン子爵フランソワは、
パリに来たばかりの騎士アルベンと
この地下の酒場に降りてくる。



翻って。
長らく固定稽古場として過ごした
江戸川橋駅界隈は庶民的な街だ。

飯田橋エリアとも繋がるので
小さな印刷屋さんや紙屋さんが多い。
実はお世話になったスタジオも
元は印刷会社だったと聞いた。

ほかにも「元」がギャラリーに
生まれ変わっていたりして、
それらは今のところまだ点在。
例えば、演劇の街・下北沢のような
はっきりした色にはなっていないが、
近い将来、熱いスポットになるやも。

ちなみに江戸川橋といえば「みつぼ」。
今や池袋や高田馬場のメガタウンに
進出したやきとんの名店は、
1989年、たった三坪、小さな20席の
江戸川橋で産声をあげたのだ。

ま、今日は日曜でお休み(T_T)





で。上はギャラリーのひとつ。
コメント
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