麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

幻影正々堂々の厄払

2017年04月05日 | 制作公演関連


桜が満開の東京。写真は池袋。
芝居屋らしく東京芸術劇場前の
ウエストゲートパークの桜。

さて。
最初に〈幻影正々堂々の~〉を冠して
ブログを書いたのが3月10日で
少し時間が過ぎたので今一度記すと

・・・『近代能楽集』一曲目「邯鄲」
の冒頭に三島由紀夫は《註》として
“幻影たちは正々堂々と
あらわれねばならない”と書いている。
それにあやかって、J-Theater
『近代能楽集~班女、邯鄲、熊野』の
公演に関わるブログの題名は
〈幻影正々堂々の○○〉とする・・・

というわけで今日に至る。
小林拓生演出「班女」「邯鄲」の
メンバーは、主宰・小林の幼き頃の
鎮守・深川不動尊に厄払いに行った。
昨日、四月四日のことだ。

神仏に淡白なので詳しくないが、
はたして四並びの日付は大丈夫?
とも思ったり思わなかったり。
いずれにしろ僕は欠席。



深川から程近い勝どきの運河沿い、
街灯を浴びた夕桜。
その裏手の稽古場で四班みた。
一部ダブルキャストなので
「班女」「邯鄲」二度ずつ。
当たり前だが、それぞれ色が違う。

桜の代名詞・ソメイヨシノは
同じクローンのみが全世界に咲く花だが、
それでも場所場所で景色が異なる。
別のDNAからできたヒトによる芝居、
個性が滲まないわけがない。

そうそう。
交互上演の一方、「班女」「熊野」
(演出は小林七緒)の、「熊野」は
まさに満開の桜の季節の話だ。
今日はそちら組の稽古に行く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする