そういえばチラシをアップしていなかった。
俳優座初登場! 山田マリエさんの
デザインになります
1936年、陸軍の青年将校たちの
大規模クーデター《2・26事件》
満州国樹立、第二次世界大戦へと
突き進む岐路となった事件から
見えてくるものとは……
時の蔵相・高橋是清のもとに
経済紙記者の神田が訪れる。
稀代の財政家から語られるのは、
原敬や犬養毅らとの政争や絆。
一方、資本家や政治家を
「君側の奸」と敵視した者たち。
ふたつが雪の夜に交わる・・・
劇団俳優座No.343『火の殉難』
2020年11月6日~22日
俳優座劇場5階稽古場
暫く高橋是清の家族について紹介
(9/27~10/6)してきて、
歴史に名を残す政治家にも触れて
(9/25~26)きたけれども、
本作には魅力的な登場人物がまだ多数。
で、ひとまず高橋家から離れて、
「昭和維新」に関わる陸軍の男二人を。
藤田一真(写真上)と馬場太史(同下)
中村中尉に扮する藤田と
中田少尉役の馬場。
写真はどちらも『マクベスの悲劇』
(俳優座No.341)の稽古場風景より。
どちらも2.26に関わった無名の将校だ。
ちなみに。
〈将・佐・尉〉の各位に大中小があり、
大将、中将、…(中略)…中尉、少尉まで
つまりは九つの役職を〈将校〉と呼ぶ。
細かくいえば「中尉」は中隊指揮を担い、
「少尉」は小隊長になることが多いが、
同時に将校の最下位でもある。
サラリーマン的にいえば役職の一番下
・・・会社により異なるのだろうが
係長に当たるのかしらん。
雪の降る東京で、蜂起した側は
「昭和維新」と大願を胸に行動した
1500余名のクーデター。
大半は無名の兵士達だったわけである。
そのあたりの悲哀を二人が演じきると
稽古を見ていて大いに期待する。
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