♪山は禿山コーカサス~
おいらはハゲタカ獲物はないか~♪
と歌ったのは小6の学芸会。
オペレッタ『コーカサスのナンチャラ』
・・・「砦」だか「山」ってタイトルで
まぁ、それはどーでもよくて、その劇中に
「○○って法はあるめぇ」という台詞があったのである。
ハゲタカ1。つまりは僕が発したのだけれど、
12歳・・・身長160㎝は当時の小学生にしては
大柄な男子が・・・悪役の「オサ」を演じ、
しかも担任の小俣先生直々のご指名で、
と、それは本線ではない。
劇団俳優座が347作目の〈本公演〉に選んだ『戒厳令』は
時節柄、COVID-19禍と連関され、そこに注視されがちだけれど、
カミュは俯瞰的な視座を持って書いていたと推察されるから
観客は色々な思いを持って帰ってくれたら嬉しい。
と、今日のアフタートークでは、そんな話になった。
一番熱く語ったのは加藤佳男なのだが
彼が『戒厳令』で演じた判事は長らく「法」を守ってきて、
けれども体制が変わった途端
「もし犯罪が法律になったのだとしたら、
それはもう犯罪ではなくなる」と言い放つ!
(左から加藤佳男、清水直子、八柳豪、志村史人)
いったい法とは何だろう?
稽古場でその台詞を聞いて、脳味噌の端っこから
唐突に冒頭の歌がよみがえったのである。
四十有余年の歳月を経て……
あの頃「法」って単語にピンとこなかったのだが、
では今「法」を理解しているかといえば大して変化はない。
身長も東柿生小学校6年5組の頃から10cmも伸びていないし。
さておき。お蔭様で好評の舞台は19日まで。
そうそう日本の政治も変わる局面なのだとか・・・
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます