墓参
2022年07月10日 | 悼
この時節に誤解を招く題名になったが、
同世代同業の、今は亡き仲間の墓参りに行った。
今日は矢部の命日。
現在いる仲間たちは義理堅く毎年花を手向けていたが
私は初めての、久喜ゆき。
待ち合わせ時間に指定の場所に向かったが、
前述の向かう駅も知らずに参加した。
こんな場合IC交通カードは便利だ。
まぁ、初乗切符を購入して降車駅で精算すれば
こと足りるとも言えるのだが。
さて、元首相が凶弾に倒れるという予想だにしない事件。
さまざまなコメントと、少しずつ明らかになる事実。
揺るがないのは許されない凶行ということ。
さる日曜日に『正義の人びと』を観た。
演劇作品で、内容はロシア大公を爆弾で殺害する
同志たちの葛藤や実行犯の半世を描いたカミュの創作で、
ただ、それは1905年のロシアにおける
セルゲイ大公暗殺事件が下敷きにもなった戯曲。
・・・オフィス再生による公演。
知人が出演もしていたが、俳優座も2021年1月に上演。
思い入れのある演目でもあったのだ。
また、新劇交流プロジェクトという名義で、
新劇団7劇団合同で届けた『美しきものの伝説』は、
社会変革を考える、大正に生きた群像が駆け抜ける
おおむね三時間の芝居。
そこにはテロルも語られていた。
いうまでもなく、創造者はテロルを否定すべくそれを描く。
・・・そんな中の墓参。
昨日のこと、新型コロナウイルスのこと、
君のいた団体の芸術監督がかわったこと、私や奴やアイツの近況、
暑かったり、戦争が続いていること、などを報告した
・・・今日が、気づけば「昨日」になった命日。
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