麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

SSH~祝日に小学校をはしご

2017年02月12日 | 身辺雑記
少子化の時代なのである。

昨日は。
昼は新宿区の廃校になった小学校へ。
その後、台東区の廃校になった小学校。
と「小学校」のはしごをした。



正しくいえば「旧小学校」だから、
タイトルはSSHじゃなくSKHか(^_^;)
後ろに48がつきそーだな。

さて。
前者は「芸能花伝舎」と言い、
文字通り、演劇や落語など
芸能の団体の事務所が多く入居し、
また稽古場としての貸し出しも。

後者は「たなか芸術舞台スタジオ」。
「たなかスポーツプラザ」と併設で、
どちらも区民を中心に利用されている。

少子化の時代なので。
日本中で学校の再利用・・・
今「さいりよう」と打ったら、
一等最初の変換候補が「最良」。
はて、廃校の「最良の再利用」は
果たしてどれくらいあるのかしら?

何かを養殖するための施設にも使われ、
その生物が大量に死んだのを
川に流して問題になった、
なんてニュースもあったよな。


ま、放っておくより動かすべき
と基本的には思いますが、、、
動かしてそれが赤字生んでもね。

赤字といえば。
いやいや、それと連動させちゃ
駄目よ~ダメダメC=C=b(;・_・)b

昨日前半は「日本新劇製作者協会」の
集まりがあっての新宿でしたが、
会合の前の理事会だけ顔を出し、
肝心の研究会は抜けてしまった
盛り上がったのだろうか?

その足で向かった三ノ輪。
そちらは言わずと知れた
遊戯空間『全段通し仮名手本忠臣蔵』。
その稽古なわけだが、こちらは
圧倒的爆発的に盛り上がってます。



ん?
盛り上がる、は変かしら。

圧倒的爆発的に仕上がってます。
p(^^)qp(^^)qp(^^)q

そーなると「圧倒的爆発的」が
相応しくなく思えるが・・・

いずれにしろ。
2月16日から19日、シアターΧにて
本番を迎えるのである!

演出からの駄目だしの図。



それを聞く役者の図。

全力疾走が続いたので、今日は少し小休止。
「休み」はしませんよ。
連日の長丁場だったので午後三時開始。
少しゆっくりめのスタート

末筆ながら。
SSHはSecure Shell(セキュアシェル)の
略でもある・・・意味は、調べたけど
ちんぷんかんぷんで解らなかった(泪)

さあ、家を出なければ。南千住駅から
「泪橋」交叉点を渡って、旧小学校へ。
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ぐるりん

2017年02月10日 | 鑑賞
下北沢演劇祭の一編を観た。
昔、関わっていた区民上演グループA。

今回は、ソートン・ワイルダーの
『ロング・クリスマス・ディナー』を
演劇界の巨星の一人、長岡輝子が、
日本の北海道の開拓民の物語に
翻案した『長いお正月』を、
サスペンデッズの早船聡が、
さらに世田谷に置き換えた舞台だった。

27回目を迎えた演劇祭において、
確か第3回あたりから区民グループの
演劇創造は始まって・・・
なんやかや四半世紀となった。

Aグループは北沢タウンホールを
長らく公演会場としてきたが、
「拠点」が改修工事のため、
初めて駅前劇場の舞台に立つことに。

次回からは戻る・・・のかなぁ?
いずれにせよ。
二十五年もの時の流れは
一つの節目にもなったように思う。

ファッションの流行などは、
ぐるりとまわって戻ってくる。
区民Aも一周回って、基礎に帰した。

一般公募オーディションにより
「役者」が集まるシステムだから、
座組は毎回「お初」になる。
なのだけれど。
中にはリピーターもいて、
そんな「常連」を巧みに機能させつつ、
新鮮な力も生かして、少しずつ
積み上げてきた「演劇力」。
それは西沢栄治演出で頂点に達した。

登りつめたら下るのが自然の必定。

グループAは新しい山の頂を
目指して再び登り始めたのだ。

ぐるりといえば。
今日は観劇ののち稽古場へ。



来月上演の雷ストレンジャーズ
『緑のオウム亭』の事前レクチャー
《作品世界、作家と時代背景について》
に顔を出したのだけれど。

アルトゥル・シュニッツラーの、
この戯曲が日本で上演されるのは
約半世紀ぶり二度目となる。

唯一、日本で上演したのが、
奇しくも僕が昔お世話になった
劇団東演だったのだ。
(@ ̄□ ̄@;)!!。

もちろん、そんな大昔に在籍など
しているはずはない。

これもまた、ぐるりと回っての上演か。
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殿中瓦版~義士思馳町之風景

2017年02月09日 | 制作公演関連
君主の仇を射つべく赤穂義士達は
町人や商人に姿をかえて機会を待った。



遊戯空間『全段通し仮名手本忠臣蔵』
キャスト・スタッフ一行は、
本日から台東区日本堤にある
「たなか舞台芸術スタジオ」で
六日間を過ごすことになる。

この町はドヤ街の代名詞だった
「山谷」と、かつて呼ばれた辺りだ。

不朽の名作『あしたのジョー』。
丹下段平の作った掘立小屋の
ボクシングジムのあった泪橋を
ある世代は連想するだろう。
泪橋は隣の荒川区南千住だが。

「たなか」は、その南千住駅と
台東区の三ノ輪駅の双方から
徒歩で10分、かつて小学校だった建物。

昔、日雇い労働者に利用された
簡易宿舎は昨今、外国からの旅行者に
好まれているとの噂を耳にする。

例えるのが難しいのだけれど、
独特の風情があるロケーションだ。

書き出しの話を継ぐなら。
このような場所に身を潜めて、
まるで仇討とは無縁の暮らしをし、
時を待った義士も居たのだろう。

町の風景が、そんな想いを馳せさせる。
奇しくも天気は雪混じりの霙で、
「忠臣蔵」討入の絵とさらに連なる。

そんな「たなか」での稽古には、
音響の山田氏も顔を見せて、
舞台部は二人体制で、より本番に近い
誂えをしてくれた。

固まってきた芝居に、転換など
テクニカル稽古も細かく当たりつつ、
昼夜の濃厚な稽古が・・・進行中だ。

両国への討入迄、丁度一週間。

hhttps:// www.yugikukan.com
詳しくはこちらを。
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天下りと天邪鬼

2017年02月08日 | 身辺雑記
文部科学省の天下りのニュース。

まず多くの人々が思う感想を
僕も凡々と浮かべたわけだが。
演劇界の端の、さらに際に居ると
多少は気になる報道でもあるのだ。

「東京一極集中する省庁の是正」を
進める日本国政府の動きの中、
某庁の徳島移転の実験が芳しくなく、
先送りになった2016年。

かたや文化庁京都へ!は、
ほぼほぼ決まり的な流れにある。
当然、関係団体はもとより
庁内にも反対の声がある中で、
このタイミングで「文科省の天下り」
って、随分な偶然だな~と
天邪鬼的に考えられなくもない。

先輩同朋は、移転反対を諦めずに
求めていらっしゃるので、
個人的意見を声高には発しないが
「どこかが移るとなれば、
そりゃ文化庁が最初に矢が立つわな」
淡々と思う。

それはそれとして。
他所も天下りやってるだろうに
文科省だけやっつけられるの見ると
判官贔屓したくなるのもまた人情。
(^_^;)
ついでに、このダメージにより
「移転反対とか言ってる場合か~
この鮒、鮒め、鮒省庁~めぇ!」
と苛めているよう、、、。

むむ。「鮒侍め~」と高直師
(こうのもろのう、と読みます)
が塩冶判官(えんやはんがん)を
いたぶり、我慢ならない判官が、
殿中で刃傷沙汰・・・そして切腹。

主君の仇を討つべく大星由良助
(おおぼしゆらのすけ)らが
躍動する1748年生まれの名作と
なんだかごっちゃになってきたな。
ε=ε=┏(・_・)┛

赤穂討入は1702年(元禄十五年)、
この事件を材に様々な作品をが生まれ、
奇しくも義士の数に同じ四十七年後、
人形浄瑠璃の作品として誕生した
『仮名手本忠臣蔵』!!

おやおや完全に芝居の宣伝になったか?
さにあらん。

文化庁所管の独立行政法人
日本芸術文化振興会の助成をいただき、
一般社団法人遊戯空間の、この公演は
上演されるのである。

いよいよ来週水曜、劇場入り。
十六日(木)十八時、初日。
十七日(金)十八時、十八日(土)十三時、
千秋楽・十九日(日)十三時。
四回公演と相成ります。
途中休憩をいただき三時間。


これは前回まで。
浅草木馬亭でのリーディングによる
『全段通し仮名手本忠臣蔵』の写真。
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殿中瓦版~谷田本社付近於追込義士達

2017年02月07日 | 制作公演関連


「あの」タニタの本社です。
いきなりですが(^_^;)

その近くで遊戯空間は稽古中。
『全段通し仮名手本忠臣蔵』



「健康をはかる」から「健康をつくる」へ。
体重計など計測器のトップブランド。
1944年創業。
新しい世紀を迎える少し前に
オープンした社員食堂が、
某テレビ番組に紹介されたのを機に、
書籍となり累計420万部の大ヒット!
さらには映画になっちゃうわ、
丸の内にレストランはできるわ、
異業種とのコラボもジャカスカ展開!!

「あの」タニタの本社があるのが
板橋の閑静な住宅地の一隅だ。

社屋はいくつか分散され、



さらにタニタの名を冠した
フィットネスジムも発見。

「お腹いっぱい食べていたら、
知らないうちに痩せていた」
タニタの社員食堂よろしく、
遊戯空間の芝居も少しずつ
贅肉を削ぎ落とし、筋肉を増して
九日後の開幕に向けた成熟は進む。

今日は和洋三人の囃し方
(太鼓、笛、チェロキ)も揃っての
合わせ稽古となる。

同じ板橋を拠点に、任意団体から
2013年一般社団法人となった遊戯空間。
本作『仮名手本~』はその前年から
取り組んできた想いの強い作品。
浅草・木馬亭でリーディングとして
積み上げてき、満を持しての舞台化。

プロ野球がキャンプ地を移すように、
木曜日からは台東区のスタジオに入る。
そう、朗読劇を四演した街で
六日間の追い込み稽古に突入だ。

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キャラバン~復路

2017年02月06日 | 制作公演関連
チラシを劇場に置きに行く、
というだけの話の「後編」だ。
我ながら馬鹿馬鹿しい。


昼の十一時半に池袋を出て、
再び池袋の自宅に戻る迄に
要したのは約六時間だった。
もっと有効に時間を使うべきと
大人なら誰でも解ることだ。


さて、キャラバン。
「砂漠を行く商人の一団」という
元々の意味から派生して、
「宣伝販売のため各地を回る一団」
(デジタル大辞泉より)があり、
今回の宣材を届けるのも正にこれ。
……一団じゃなく一人だけどね。

で、二十三区内の豊島に始まり、
新宿、港、目黒、台東、中野を巡る
(通過した区は含まず)小さな旅は、
また、足を使ったからこその
出会いもあって楽しいのだ。

まずは支配人等、劇場スタッフと
その芝居の見所や近況など
実際に話せるのが良い。

或いは街。
中目黒のガード下についに完成した
(一部はまだ工事中だけど)
その名もまんま「中目黒高架下」
な、なんて潔いネーミング!
そしてセンスの良さを感じる

実際目の当たりにしたが、
ラインナップが実際ま~おされ
お洒落の最上級「おされ」な店ばかり。



上野から乗った銀座線内では
薙刀を持った集団に遭遇した。
場所から推察するに、綾瀬にある
東京武道館で大会があっての帰りか。

陽もくれた中野では「大勝軒」で
腹ごしらえ。勿論「つけそば」

かの、ラーメン界のレジェンド
故・山岸一雄さんが、ここで修行中、
まかないとして作っていたのが後に
「特製もりそば」になったことは、
多くの日本人の知るところだろう。

すぐ後ろにサンシャインシティを仰ぎつつ、
その一帯は戦後の焼け野原(は言い過ぎか?)
みたいな風景で、そこに長蛇の列。
タオルを巻いた山岸師のこさえる
「並」が十二分に大盛りの量だった
東池袋大勝軒(1961-1995)。
そう。
今の高速の下に再開したのじゃなくてね。
・・・話が逸れた。

さすが「元祖」、とても美味しかったが
中野の並は、ほんとに並だった。
昔からなのか、近年の原料高騰の影響か。

思えば、このキャラバンの遠因には
メール便廃止も関わっているのだけれど、
そこには「日本経済」の今が絡んでいて。
と。
そーゆー話は今日の流れとは違うな。

東京メトロの一日券600円\(^-^)/
一日というか24時間乗り降り自由
p(^-^)qいや、ほんと便利っす。


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キャラバン~往路

2017年02月05日 | 制作公演関連
アトリエ・センターフォワードの
冒険活劇を観て勢いがついたのか、
出来上がったチラシのキャラバンに燃えた。


月一ロングランを続けるW・ローズの
『ROSE』の今年上半期版を火曜に、
J-Theater『近代能楽集』を昨日、
制作担当(※)の宣材をほぼ同時に
手に入れたことも大キャラバン敢行に
踏み出す要因にもなった。
🚀🚀🚀

若い頃は体力にものを言わせ、
一駅くらいは歩いて移動して
経費の削減にも寄与したものだが、
DMに特化した発送サービスが登場し
格安で届けられるようになって、
汗をかかなくなっていたのだ。

ところが信書との関連やJPの思惑等
何やかやで2015年4月に廃止され、
演劇制作者は大きな痛手を負う。


さて、キャラバン。
我が家の岩波国語辞典第三版には
「砂漠地方などをらくだに荷を積み、
隊を組んで行く商人の一団。隊商」
と記述されている。

らくだには勿論乗らない。
家の近所はチャリにまたがるが、
基本は鉄道移動となる。

回るのは砂漠地方ではなく都内。
隊も組まずひとりぼっちだ。

劇団員で手分けしてローラーする
集団がなくもないけれど(^_^;)

で昨日のルートは。
『近代~』に出演の役者が
二人出ている要町の「第七秘密基地」が
スタートとなり、紀伊国屋ホール、
シアターサンモール、サンモールスタジオ、
赤坂レッドシアター、ウッディシアター中目黒、
俳優座劇場、上野ストアハウス、
中野ザ・ポケット、シアターグリーン
と巡ったわけである。

一般の方々にはちんぷんかんぷん?
駅名で言うと要町を始点にして、
新宿三丁目~新宿御苑~赤坂見附~
中目黒~六本木~上野~中野~池袋となる。

電車好きなら「全部東京メトロだ!」と
速攻お気づくになることだろう。

書き出しに「冒険活劇」に触発と。
地下水道が出てくる芝居に当てられ
subwayのみを足にしてキャラバンした。

普通に払うと1660円也。
これでも現在の郵送料金より安いが、
東京メトロの一日券は、なんと
600円で24時間乗り降り自由\(^-^)/
とってもリーズナブルp(^-^)q

つづきは復路で。

※『ROSE』は正確には制作協力。
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初観劇と餃子会館

2017年02月03日 | 鑑賞

昨夜シアターΧで『路地裏海賊譚』観劇。
アトリエ・センターフォワードvol.14
作・演出/矢内文章

自分でも驚いたが2017年の初芝居でした。
あ、一観客として観たのがね

公演二日目で終演後、ロビーにて
ミサンガだかマロンゲだか、
とにかく南米チックなイベントもあり、
それも楽しみに出掛けたのだが…。

舞台そのものが大変盛況で。
おっと、そもそも作品の舞台が
アルゼンチンを想像させる国で、
それにちなんで企てられた「ミロンガ」
~これが正解です(^_^;)~は
【本編のモチーフである(中略)
タンゴの音楽の中、自由に踊る】
パーティーのことらしく、
その雰囲気を体験しつつ、
出演者らと芝居の感想を語り、
さらにはタンゴのアジアチャンピオンが
生で踊るのが堪能できちゃうと。
\(^-^)/\(^-^)/\(^-^)/

で。
沢山のお客様で溢れかえっていたので
準関係者(?)は遠慮して外へ。
後ろ髪引かれつつも……。

両国といえば、餃子会館だ。

国技館側に降りてすぐの、
駅舎を改装し、寿司に蕎麦に天麩羅、
深川めしなどのテナントがズラリ。
昨年暮にオープンしたばかりの
「両国―江戸NOREN」が話題だが、
線路の反対側の「餃子会館磐梯山」は
創業五十年をこす本当の老舗。
両国にどんと腰をすえた店である。

そこで軽く一杯やっていた十時過ぎに、
小一時間前にロビーで挨拶したばかりの
三瓶さんが四人ほどで入ってき、
奥のテーブルに座る。少しすると、
僕より先に来ていた入口すぐのテーブルの
二人客のところに出演の高安嬢が合流。

僕と同時刻にカウンターに着いていた
隣の男女が『路地裏~』の話をするのを
実は小耳にしてはいたのだが、つまり、
あれよあれよ「店中センターフォワード」に。
(@_@)(@_@)

ありゃ。「地下水道」みたいな、
脇道の話が長くなってもう千文字か(>_<)

ACFの公式サイトから写真を拝借。

この一葉からだけでも面白さが滲みます。

地下水道も「物語」の重要な場所ですが、
そのあたりには深く触れずにおこう。

五日の日曜日まで。残すは四回!
3(金)19時
4(土)14時、19時
5(日)14時
一般前売3800円ほか

詳細はcenterfw.net/stage/14-rojiura

追記
文中の三瓶さんは、こないだ終わった
韓国現代戯曲ドラマリーディングで
仕込バラシにも来てくれた演劇人。

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殿中瓦版~暦捲自大序至切腹

2017年02月01日 | 制作公演関連
暦が一枚捲られて二月に。

ユン・ミヒョン作、関根信一演出
『若い軟膏』でサングラスの女を演じた
秦由香里
チャン・ウジェ作、大谷賢次郎演出
『アメリカの怒れる父』ビル役
堀光太郎

韓国現代戯曲ドラマリーディングvol.8に
出演した二人とともに遊戯空間
『全段通し仮名手本忠臣蔵』の
稽古場に一月末、帰還した。

いや。役者はリーディングの稽古の
合間を縫い『忠臣蔵』にも
顔を出ていた。私だけが、
まるまる二週間ぶりとなった。

昨日はタイミング良く「大序兜改」から
前半のクライマックスの「判官切腹」、
頭から四段目までを見た。

本番まで二週間以上「まだ」あるが
上々の仕上がりなのが嬉しかった。

勿論、演出の望む高みにはまだまだ。
六合目に届いたか否かという処か。
ただ視界は良好。
山頂も、そこに至る道筋も
しっかり見えている、と感じた。

さて。
本作の見処に「役者の演じ分け」がある。
演者の中には数役を兼ねる者がいる。
悪役で出てきた次には律儀者に、
はたまたエリート役人から足軽へ、
というような配役を演出が
意識的に仕掛けているのだ。

そのあたりは、まだこれから。
今後が楽しみだ。

暦が一枚捲られ二月一日。
両国シアターΧでの初日まで
二週間と少しとなった。



前述の二人以外の出演は・・・

佐々木梅治(劇団民藝)
山谷勝巳
渡辺聡(劇団俳優座)
永野和宏(劇団新人会)
望野哲也
永井将貴(劇団昴)
草野峻平
中井亮
池上礼朗(劇団銅鑼)
鈴木拓也(劇団レティクル舎)

観世葉子
神保麻奈
渕野陽子(劇団青年座)
中込里菜
青木恵(劇団櫂人)
福永奈津美

篠本賢一(遊戯空間)
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