いつ頃 手に入れたのかも全く記憶になく 本棚に収まっていた文庫本 池波正太郎著 「剣客商売」(新潮文庫)を 引っ張り出して 読み終えた。
若い頃に1度は 読んだような気もしないではないが、すっかり忘れており初めて読むようなものだ。
池波正太郎の「剣客商売シリーズ」は 田沼意次権勢はなやかだった江戸時代中期、剣術一筋に生き 隠棲した老剣客秋山小兵衛と 逞しい息子秋山大治郎のコンビが 剣に命を賭けて 悪事を叩き切る 痛快な時代小説だが、本書は その第1作目で、7編が収録されている。
「女武芸者」
「剣の誓約」
「芸者変転」
「井関道場・四天王」
「雨の鈴鹿川」
「まゆ墨の金ちゃん」
「御家中毒殺」
池波正太郎の作品紹介ページには 「剣客商売シリーズ」の他、「鬼平犯科帳シリーズ」、「仕掛人梅安シリーズ」等々 著作がずらーと並んでおり 次々読みたくなる衝動を覚えるが 気力、根性無しの爺さん、今のところとても手が出ない。
せいぜい 気まぐれに ボチボチ読んでいければ 良しとするしか無い。