数年前まで、まるで興味も関心もなかった川柳。ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、クソ真面目、まるで面白みの無い、川柳とは程遠い存在の爺さんが、ひょんなきっかけで、「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、単なる「五七五言葉並べ遊び」を始めたのも、やはりブログを始めてからのことだった。それが、4年前頃には、相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、拙句、駄句を、投句してしまうことにもなっている。結果、何も分からなかった川柳の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしているが、所詮 川柳の才能等無しの爺さん。スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と勝手に思い込んで続けていることだと思っている。その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ川柳(川柳もどき)、せっかく作った句を、忘れてしまわない内にブログに書き留め置くことにしている。
(もう6年も前、2016年11月2日に訪れた、宮城県・鳴子峡の紅葉)
2022年11月に作った川柳(川柳もどき)
お題「大根」
鰤大根そっと寄り添う名役者
(大根も鰤とコンビを組めば、立派な役者に?・・・・)
大根も主役争うおでん鍋
(おでん鍋では、大根も主役です・・・、大根役者ではありません)
お題「働く」
退役のスーツタンスで幅利かせ
(退職後も尚、洋服タンスで、のさばっているスーツ数着有り・・なんとかせねば・・・)
退職で妻が上司に入れ替わり
(365日、永久在席、鬼上司です・・・・エッ!、なんか言った?)
お題「スマホ」
古希までは無縁のスマホ今は友
(「ずっーと、ガラケイでいいわ!」って言ってたあんた、いまじゃ・・・)
スマホ無きゃその日暮らせぬ今の人
(世界中で皆が皆、スマホを覗いている情景、昔の人間には、異常に見えてしまうんですけど)
お題「鍋」
幾星霜破れ鍋に蓋やっと綴じ
(破れ鍋に蓋、そう簡単には、綴じませんね、長い年月掛かってぴったりの夫婦に)
男子会口先だけの鍋奉行
(なかなか手際良く、具材の扱いが出来ずに、あーだこーだ・・・)
木枯らしが今夜は鍋と決めさせる
(北風、びゅーびゅー、そうだ、今夜は鍋がいいな・・)
鍋奉行一人は欲しい男子会
(たいがいは、新人にやらせたりして・・・)
大根が主役を狙うおでん鍋
(おでんでは、一番人気?、大根も主役です)
お題「枯れる」
バラのごと枯れてもトゲを残す妻
(枯れて尚、ますますトゲが鋭くなり・・・トホホホ)
わたしゃね枯れたあんたが好きなんよ
(枯れた男、木枯らし紋次郎のごとく・・、かな?、言われてみたーい)
枯れてなどいません得手に帆を上げる
(まだまだこれからです。古希過ぎてから、いろんなことで腕前上げておられる方も)
木枯らしに襟立て急ぐ宵の街
(そんな季節になりましたね)
枯れそうで枯れず八十路とうに超し
(ヨタヨタしながらも、長生きしている爺さんでーす)
折句「す・ま・ほ」
澄ましても真っ赤なウソがほの見える
ラララ川柳「あ」
あの人のあとについてきゃ安心だ