「OCNブログ人」で初めてブログを始めた2011年頃までは、「川柳」にも、まるで興味も関心も知識も無かった気がする。どちらかというと、ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、まるで面白みの無い人間、それまでイメージしていた「川柳」は、程遠い存在だと思っていた。それが、ブログを開設して数年後のある時、新聞を読んでいて、「川柳人気急上昇」「初めての川柳」等という記事が、何故かふと目に止まり、「なんだか、簡単そう?、面白そう?・・・・」、「もしかしたら、頭の体操に、いいかも?」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、とりあえず、「五七五言葉並べ遊び」を始めたのだった。当然、「川柳」等と言えるものでなく、自己満足だけのものだったが、今から5年前頃のこと、相互ブログフォロワー登録している方から、お声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、そんな拙句、駄句を、投句してしまうことにもなってしまった。結果、何も分からなかった「川柳」の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしているが、所詮 「川柳」の才能等、まるで無しの爺さん。スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と、勝手に思い込んで続けていることだと思っている。その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ「川柳」(川柳もどき)、忘れてしまわない内に、ブログ・カテゴリー「川柳・俳句・五七五」に、書き留め置くことにしている。
脳トレのつもりで捻る五七五 2024年6月
団栗
お題「しずく」
手水鉢(ちょうずばち)雨垂れ受けてショパン弾き
顔覆う(おおう)腕に滴る(したたる)汗涙
蹲(つくばい)が雨垂れ受けて子守唄
目薬の一滴いくら弾く(はじく)妻
お題「箱」
下駄箱で待ちかねているハイヒール
欲の皮粗品も大の箱選ぶ
下駄箱で待ち草臥れた登山靴
今の世に娘を入れる箱は無い
お題「雨」
粋な雨バラにも真珠プレゼント
雨かいな祝辞変えるに大慌て (ちかよし選・ここせん「入選」)
雨垂れに合わせてうつら老夫婦
お題「折る」
折れぬ妻最後にゃ俺折れ平和維持
腰折られ何話してた人に訊き
五七五指折るクセがついちゃった
折句「く・す・り」
草臥れて少し早いがリタイアしょ
悔しくて直ぐ立ち直りリベンジを
折句「き・れ・た」
記憶無くレシート出して確かめる
きっとまた列が出来てる宝くじ
緊張の連続だった谷渡り