每年のこと、「3月30日」という語感から、なんとなく思い浮かんでしまう曲がある。
多分 年配の方であれば誰でも知っているはずの「フランシーヌの場合」だ。
今更になってネット等で調べてみると
「フランシーヌの場合」は 1969年(昭和44年)に 作詞 いまいずみあきら、作曲 郷伍郎、唄 新谷のり子、フランス語ナレーター 古賀力(つとむ)で 発売されたフォークソング。
1969年3月30日の日曜日の早朝、ヴェトナム戦争とビアフラの飢餓問題に抗議して、パリの路上で焼身自殺した女子学生フランシーヌ・ルコント(Francine Lecomta)を歌った歌だった。当時、大ヒットし、80万枚以上の売り上げが有ったようだ。
当時あまり気にしていなかったが、曲の途中にフランス語のセリフが入るユニークな作りになっており、そのセリフは次のような内容だという。
フランシーヌはもう我々のところに戻ってこない
この子はかわいそうな人生を終えた
3月30日の何ということもない朝
フランシーヌは友愛の旗印に身を委ねた
それは日曜日のことだった
パリで一つの命が永遠に燃え尽きた
フランシーヌ
今聴いてみると フォークソングというよりシャンソンの雰囲気が感じられる曲のように思う。
「フランシーヌの場合」・新谷のり子 (YouTubuから共有)
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南ベトナム戦争がベトナム戦争へと本格化する前、
圧政に抗議する僧侶の焼身自殺が伝えられていた頃です。
正直、やりきれない歌で、
あまり好きではありませんでした。
でも、運転中に聴いているアルバムに入っているので、いまでも時々耳にしています。
コメントいただき有難うございます。
まだ10歳になるかならないかの頃に聴いた歌。
変な歌詞の曲だなぁ、くらいの認識だったかと。
3月30日が妙に印象的でしたが、なるほど、そういう事だったんですね。今、初めて知りました。
歌詞を見なくても、1番?は歌えます。
それくらいインパクトがあったんですねぇ。
懐かしいあの曲シリーズはまさにtakejiiさんの独壇場。素晴らしいシリーズです。
1969年、開高は、朝日新聞社の特派員としてビアフラを視察した、ってのを思い出しました。
そんな事も思い出させて頂きました。余談でした。失礼。