数年前まで、まるで興味も関心もなかった川柳。ユーモアセンスゼロ、頭カチカチ、クソ真面目、まるで面白みの無い、川柳とは程遠い存在の爺さんが、ひょんなきっかけで、「面白そう?・・」等と思い込んでしまい、「川柳とは?」も分からないまま、単なる「五七五言葉並べ遊び」を始めたのも、やはりブログを始めてからのことだった。それが、5年前頃から、相互ブログフォロワー登録している方からのお声掛け、お誘いを受けて、恥も外聞もなく、拙句、駄句を、投句してしまうことにもなっている。結果、何も分からなかった川柳の世界をちょこっとでも覗かせていただき、多くのことを教わってきたような気がしているが、所詮 川柳の才能等無しの爺さん。スタンスは、出題されるお題に対して、締め切り日までに、錆びついた老脳をギシギシ動かし、言葉を捻り出し、五七五に紡ぐという過程が、ある種、脳トレになっているに違いない、ボケ防止に多少は役立つかも知れない等と勝手に思い込んで続けていることだと思っている。その出来不出来に関わらず、四苦八苦して?生んだ川柳、せっかく作った句を、忘れてしまわない内に、ブログ・カテゴリー「川柳・俳句・詩」に、書き留め置くことにしている。
2023年12月に作った川柳
お題「バーゲン」
バーゲンの群がり爺は腰がひけ
バーゲンで本性が出る女の手
お題「越す」
亀だって追い越すチャンスきっと有る
親の歳越して鏡に親の顔
不常識越すに越されぬ壁壊す
古希なのに姑が壁嫁のまま
お題「走る」
火の車走らす手腕見せた妻 (ここせん12月・青砥たかこ選・「入選」)
年の功苦み走った顔で売る
遅刻して気ばかり走る老いの足
走り書きミミズが這った跡に見え
走る程赤字が増えると投げ出され
折句「し・わ・す」
叱っても分からない子に据えるお灸
失礼ね私に文句筋違い (ここせん12月・事務局選)
折句「こ・た・つ」
根性を叩き直して強くする (ここせん12月・青砥たかこ選・「人」)
恋人のたった一言辛い夜
団栗
脳トレのつもりで捻る五七五
今年も1年間、
ちんたら、ちんたら、作ってきたが、
来年も、同じような調子で続けていきたいものだと
思っているところだ。