この作品はコレットの自伝的要素の強い作品らしい。
元作家の33歳の舞台パントマイマーが、仕事もして
いないような資産家の同じ年の男と恋に落ちて、彼
を捨てる、という話だ。女は哀しみによって死ぬこ
とはないそうだ。より強くなってゆく。そうなんだ
ろうなあ、と僕も思う。恋をしないと決めた女が、
恋に溺れていくんだが挿絵のその主人公の女性は
美しいとは思えない。それに恋の相手の男も気持
ちの悪い男だ。だから多分、このカップルはイタ
イカップルじゃないかな、と言う風に思うのだけ
れど。
当のコレットも写真で見ると、厚化粧で、年を取って
からの写真でさえ、かなりスレた、厚顔な感じのする
女性である。あまりお近づきになりたくはない感じで
ある。小説自体はうまいとは思うが、女性としての姿が
そのまま語られる。孤独でありながら、自活していくことに
喜びを求めるような女性が描かれている。
元作家の33歳の舞台パントマイマーが、仕事もして
いないような資産家の同じ年の男と恋に落ちて、彼
を捨てる、という話だ。女は哀しみによって死ぬこ
とはないそうだ。より強くなってゆく。そうなんだ
ろうなあ、と僕も思う。恋をしないと決めた女が、
恋に溺れていくんだが挿絵のその主人公の女性は
美しいとは思えない。それに恋の相手の男も気持
ちの悪い男だ。だから多分、このカップルはイタ
イカップルじゃないかな、と言う風に思うのだけ
れど。
当のコレットも写真で見ると、厚化粧で、年を取って
からの写真でさえ、かなりスレた、厚顔な感じのする
女性である。あまりお近づきになりたくはない感じで
ある。小説自体はうまいとは思うが、女性としての姿が
そのまま語られる。孤独でありながら、自活していくことに
喜びを求めるような女性が描かれている。