古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

神谷美恵子日記      神谷美恵子

2022-01-19 01:29:19 | 本の紹介

角川文庫     1939年~1979年

 

神谷女史が25歳から亡くなる65歳までの日記。

 

ぼくはこれまで神谷美恵子という人を知らなかった。精神科医

 

にして、クリスチャン的な側面もあったようだ。

 

創られし目的に忠実に生きると書いている。それはどう生きようと

 

大した違いはない、ということだ。それは努力することを止めない姿

 

勢を崩さないってことだ。

 

心に刺さったのは、「文学を志す人の心がまえとして、余暇の大部分を

 

それに捧げる用意をがなくては難しい」と肝に銘じている。そうだ、その

 

通りだ。あと、「自分の生涯は自分のものではない。自分で好きなように

 

するわけにはいかぬ」という言葉。

 

思ったのは、子供たちがよく風邪を引いて熱を出している。ぼくも含め、昔

 

の子供ってしょっちゅう風邪を引いていたよなあ、ということだ。よく吐いたし。

 

今の子供って、あんまり風邪とかひかないもんな、と。それも、まあ、時代か。

 

……合掌。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする