「壊れかた指南」所収。
ドタバタの短篇。温泉宿に夫婦で滞在していると、窓から
妖怪のようなものが入ってくるが、それは建設業者なのだ。
端的に言って、意味が分からないが、そこは分からなくて
よろしいのだ。ありのままを受け入れればいいのだ。そして、
建設博の出展の交渉を始めるうちに、ボジョジョ蚊という大
群の蚊に襲われて、温泉に浸かって対処する。夏蒲団を被り、
お湯に浸かり、あなたは蚊は食べないが、ハエは食べるわよね、
というようなことを奥さんに言われる。だから、なんだという
のだ。蚊は食べない、そうだ、人は蚊は食べないことになって
いる。ハエも偶然みそ汁に入ってしまったのを飲んでしまった
ことがあるらしく、そのことを言っておるのか。というが、ど
ういう意味か、いろいろ考えてみたけど、分かりませんでした。
……合掌。