幻冬舎文庫 2004年
前世を覚えている少女、デルダンに会う。不思議だ、
輪廻転生がほんとうにあるということだ。だとしたら、
前前世も前々前世もあるっていうことだろうか。連綿と
命は続いているっていうことか。ぼくが最近、想うのは
命というものは「存在」するだけで素晴らしいんじゃないか
ってことだ。ジャングルのなかで人知れず咲く花に、人は
なんの意味を見出せばいいんだろうか。ジャングルの一隅
で咲く花に「意味」などない。「存在」していることに
こそ意味があるのだ。そういうことをダライ・ラマ師匠も
言っている気がした。
「いい人」という言葉はなんとなくそわそわする。日本では
騙されやすい人とか、単細胞な人みたいな意味にとられかねない。
でも、「いい人」って大切だ。誰だって「いい人間」になり、
「よりよい人生」を生きたいと望んでいる。
とてもいい本だった。人におススメできる本だ。いろいろ
考えさせられるし、それはそれぞれの自分にとってとても
よい効果を生むだろう。
(読了日 2023年4・25(火)22:25)
(鶴岡 卓哉)
前世を覚えている少女、デルダンに会う。不思議だ、
輪廻転生がほんとうにあるということだ。だとしたら、
前前世も前々前世もあるっていうことだろうか。連綿と
命は続いているっていうことか。ぼくが最近、想うのは
命というものは「存在」するだけで素晴らしいんじゃないか
ってことだ。ジャングルのなかで人知れず咲く花に、人は
なんの意味を見出せばいいんだろうか。ジャングルの一隅
で咲く花に「意味」などない。「存在」していることに
こそ意味があるのだ。そういうことをダライ・ラマ師匠も
言っている気がした。
「いい人」という言葉はなんとなくそわそわする。日本では
騙されやすい人とか、単細胞な人みたいな意味にとられかねない。
でも、「いい人」って大切だ。誰だって「いい人間」になり、
「よりよい人生」を生きたいと望んでいる。
とてもいい本だった。人におススメできる本だ。いろいろ
考えさせられるし、それはそれぞれの自分にとってとても
よい効果を生むだろう。
(読了日 2023年4・25(火)22:25)
(鶴岡 卓哉)