河出文庫 2008年5月
やはり創作とはわかっていても、実際、と思ってしまう。
まどかのようにふらっと知りもしないような男のところに素泊まり
して、やっちゃう女っているのかな、と。ちょっと話しに即して
都合がよくしちゃったのかな、と。
ボクの知る限りでは、そんな女はいない。
いや、この世は広いので、青山女史なんかも、その手の女なのかも
しれない、などと思ってしまうんであるが。けど、真面目そうだしな
あ、それはありえんだろうなあ。
それも、一回っきりで捨てられちゃうんだぜ。ほとんどありえんだろ?
そんな男と寝るなんてことは、と思うが、一人の女の変わってゆく様と
その裏切れる感じを描いている。
松かさ拾い、は小日向さんの息女のために、松ぼっくりを拾う、ただそ
れだけのことの日常をスナップ写真のように拾い上げたお作品である。
これを読むとやさしいため息は一生懸命冒険したのかなあ、と思えてくる。
行儀の良い短編小説である。
青山女史の育ちの良さを物語っているようなね。だから、冒険すると違和
感が出てきちゃうんだろうね。実際、青山女史にそんな大冒険はムリでし
ょ。
やはり創作とはわかっていても、実際、と思ってしまう。
まどかのようにふらっと知りもしないような男のところに素泊まり
して、やっちゃう女っているのかな、と。ちょっと話しに即して
都合がよくしちゃったのかな、と。
ボクの知る限りでは、そんな女はいない。
いや、この世は広いので、青山女史なんかも、その手の女なのかも
しれない、などと思ってしまうんであるが。けど、真面目そうだしな
あ、それはありえんだろうなあ。
それも、一回っきりで捨てられちゃうんだぜ。ほとんどありえんだろ?
そんな男と寝るなんてことは、と思うが、一人の女の変わってゆく様と
その裏切れる感じを描いている。
松かさ拾い、は小日向さんの息女のために、松ぼっくりを拾う、ただそ
れだけのことの日常をスナップ写真のように拾い上げたお作品である。
これを読むとやさしいため息は一生懸命冒険したのかなあ、と思えてくる。
行儀の良い短編小説である。
青山女史の育ちの良さを物語っているようなね。だから、冒険すると違和
感が出てきちゃうんだろうね。実際、青山女史にそんな大冒険はムリでし
ょ。