飯島淳秀・訳 1926年
ストーリーというほどのものもなく、20年代
のその当時の会話が再現されていて、その時代
感覚というか空気がよく分かる。けっこうしょ
ーもない会話の連続で、そうかこういう会話の
感覚も大事なんやな、と勉強になった。
愛していたが結婚しなかったポーラという
女性もお産で死んでしまったりして、「人生
はすべて崩れ去ることのプロセスである」とい
っている通り、歳をとったらいいことはない
という教えしかなかったようである。
ぼくは年を取ったらいいことしかない、と
信じているので、フィッツジェラルドさんとは
思想的には相容れないところがある。
人生悪いことばっかじゃないっすよ、生きてる
だけで丸儲けっすよ、フィッツジェラルドさん。
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