古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ベッド    鶴岡 卓哉

2020-09-27 14:20:43 | 詩・ポエム

ベッドの白黒のシーツに呼び覚まされ

僕は陽気な言葉を吐くんだ

穴の開いたシャツを着て

コーヒーのカフェインの影の中で僕は歩く、歩く、歩く

後ろ側でおばさんが醜い子供を負ぶって走る

黄緑色のライトの点滅で僕は気絶する

意識が飛んで僕は首都高の真ん中で絶叫しながら歩いている

空を飛ぶサッカーボールの群れを夢想し怯えているのだ

ベッドの端っこにぶら下がり、陽気な言葉に支えられ

何とか自分を保っているんだ


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