「もの食う話」所収 「あまカラ」昭和29年12月号~30年2月号
食の妄想をしたらどうなるのか、を作品にしたようだ。ウソかホントか
コットレット・ダニヨオ・オォゾマアル・トリュツフェ・マロン・シャン
ティイという料理があるそうで、吉田健一氏がいうと、ホントに聞こえる
から不思議だ。茂の息子だからな。
そのへんてこりんな食べ物をさじで突き崩し、突き混ぜて食べる快味は
全くなんと説明したらいいか解らない、と説明まで放棄してしまってい
る。なんてやつ。無責任にもほどがある。
吉野家というところの新橋茶漬けというものも紹介している。鮪とのりを
のせて、胡麻を散らし、しょうゆとわさびにお茶を掛けたもの、とある。
これはなかなかうまそうだ。鮪の部位の指定はないが、赤味がよさそうだな
なぞと思う。
どこの家にもあるモロゾフの缶、そのモロゾフも彼の手にかかると、ちょっと
風変りな食べ物になるようである。
うーん、たしかに食べられない病気にはなりたくはないな、健康第一、を
モットーにして、わたくしめ、今のところやっております。
(読了日 2022年10・17 19:43)
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