古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

吉野葛 谷崎潤一郎

2024-08-06 23:52:01 | 小説の紹介
新潮社 昭和6年

P65ほどの短編だが、字がちっこい故に

読み応えがあった。

いろんなところで読んだが、白潮公園はじめ、

ウォンツのトイレでも読んだが、トイレはか

なりうるさくて、ほとんど読めなかった。

たまき歯科の前でも読んだが、ここは暑かった。

たまき歯科のロビーが一番よかったが、すぐ名前を

呼ばれてしまった。

葛と国栖というのは有名らしい。旅行記とも

とれるし、いろいろくずについて、調べていくう

ちにお和佐さんがついに、津村夫人になるという

顛末でオチが付いている。兎に角、文体に秀でていて

読んでいるだけで夢中になれた。おもしろかった

が、なにがおもしろかったのか、熟柿の描写とか、

食べ物がおいしそうで、そんな感じでした。

いや、本書と同様よくわからない文章になってしまっ

たです、はい。

谷崎の傑作短編でした。

(読了日 2024年7・5(金)21:10)
               (鶴岡 卓哉)
  





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