中公文庫 「奇妙な味の小説」所収。
碁の勝負の世界を描いた短編。坂田というのが
いったい誰なのか、碁に詳しい人からしたら、
そんなことも知らないのか、と言われそうだ。
坂田の勝負へのこだわりは近藤氏に見に来てもらう、
という一点にあるようであり、そこに坂田氏はす
ごくこだわっていた。
ぼくは碁も知らないし、興味もそれほどないが、
阿川弘之氏も登場し、その打ち姿がおもしろいもの
だねえ、と言ってたのを読んで、そういう見方も
出来るのか、と思った。
銀座へ飲みに行ったり、お金持ちの世界だな、と感じ
入った。ぼくには縁のない世界のような気がすごく
した。
(読了日 2024年9・1(日)23:18)
(鶴岡 卓哉)
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