古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

黒猫ジュリエットの話 森茉莉

2024-10-06 04:28:56 | 小説の紹介

中公文庫 「奇妙な味の小説」所収。

 

牟礼魔利(むれ まりあ)とは森茉莉その人

 

の事なのだろう。魔利の飼っている黒猫が主人

 

魔利について語っている。

 

なんかぼくは勝手なイメージではゴスロリ風の

 

衣装に身を包んでいるといった感じだが、フランス

 

好きなのだそうだが、その実、フランスのイメージ

 

を追っているだけで、本当のフランスは知らな

 

いんだそうだ。外国語も知らないので、批評など

 

もちんぷんかんぷんなのだそうだ。

 

この本だが、古くて、割れが酷くなって、バラバラ

 

になりつつある。兎に角、茉莉さんの良さに今ごろ

 

ぼくは気づいている。批判的レビューも書いたことも

 

あるが、今は大好きな作家のひとりだ。

 

(読了日 2024年 9・13(金)22:30)

                 (鶴岡 卓哉)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 脱出  筒井康隆 | トップ | 白夜の終り    五木寛之 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

小説の紹介」カテゴリの最新記事