古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

少年     谷崎潤一郎

2023-05-05 10:23:16 | 小説の紹介
新潮文庫

お金持ちの女中についてきてもらって学校では大人しい

坊ちゃんに誘われて、祭りの日に家に遊びにいったぼく

栄ちゃんであり、そこで、危うい遊びを覚えていく。

光ちゃんという女子も交えて何やらエロティックに

さえ思える遊びに興じていく。そして、最後には、

光ちゃんの手下になり、恍惚を覚える仙吉と信一だ

った。と、ここで、谷崎独特のエロティシズムの冴え

をみることができよう。子供でも、その世界に耽溺

するエロティシズムを感じる。

小編だが、恐らく初期の瑞々しさを感じた。

       (2023年5・17(月)1:54)
                  (鶴岡 卓哉)

















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