古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

西瓜糖の日々   リチャード・ブローディガン

2016-02-07 12:15:08 | 小説の紹介
1964年  藤本和子・訳  河出書房



西瓜糖で出来た家や橋の世界で、彼女のポーリーンやマーガレットのことを




描いた小説。短い章で構成され、三部構成になっている。「アイデス」とい


う住んでいる世界と狂しくなってしまうかもしれない謎めいた世界「忘れら



れた世界」を行ききし、インボイルという悪党が奇怪な死を遂げてしまう。


この「アイデス」と言う世界は天国のような世界なのだろう。でも、そこは



裏の世界と紙一重で危うく成り立っているのだ。



世界が安住の地であり得ることなんてないのだ。

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