新潮文庫 昭和43年
優雅な生活というから、金持ちのエリートの話かと
思っていたが、借金まみれの父親と自身がいるだけで、
ちっとも優雅じゃなかった。父親が事業で失敗して
大借金して、と苦労話がでたところで、いつものぼく
だったら、この本を放り出すが、今日のぼくは違う。
じっくりと読んだ。仕事小説というジャンルに属するか
とも思うが、それだけではない身辺の細々とした分析が
つづく。
昭和は恥ずかしい、と瞳氏はおっしゃるが、ぼくも、
バブルのころの日本が恥ずかしい。DJ COOとか
小室某とかが出てくる度に、ひとり恥ずかしく、冷や汗
など垂らしつつ、穴に入りたくなる。いや、あのころの
ぼくは、まだ少年だったのだが、そのころの苦い思い出
などと共に、死にたくなってくるのだ、と思う。
(読了日 2023年4・27(木)12:30)
(鶴岡 卓哉)
優雅な生活というから、金持ちのエリートの話かと
思っていたが、借金まみれの父親と自身がいるだけで、
ちっとも優雅じゃなかった。父親が事業で失敗して
大借金して、と苦労話がでたところで、いつものぼく
だったら、この本を放り出すが、今日のぼくは違う。
じっくりと読んだ。仕事小説というジャンルに属するか
とも思うが、それだけではない身辺の細々とした分析が
つづく。
昭和は恥ずかしい、と瞳氏はおっしゃるが、ぼくも、
バブルのころの日本が恥ずかしい。DJ COOとか
小室某とかが出てくる度に、ひとり恥ずかしく、冷や汗
など垂らしつつ、穴に入りたくなる。いや、あのころの
ぼくは、まだ少年だったのだが、そのころの苦い思い出
などと共に、死にたくなってくるのだ、と思う。
(読了日 2023年4・27(木)12:30)
(鶴岡 卓哉)
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