古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

半径500mの日常      群ようこ

2020-06-13 09:56:04 | 群ようこ
文春文庫     1991年

久しぶりに群女史のエッセイを読んだが、このころの

は実におもしろかった。

群さんはみミッキー吉野に似ていたらしいが、僕はその

昔、稲垣吾郎に似ているといわれて、そうかな、半年前

には高中正義に似ていると笑われていたのだが、と思い、

最近では、ケミストリーの川畑さんにそっくりだと言われ

たことがある。どうも、おもしろくない、ん、でも、考えてみ

ると川畑さんってぜんぜんイケメンじゃないや。

でも、みんな誰かしらに似ているらしい。女がカレシが誰

それに似ているといって見てみると目が悪いのじゃあない

か加藤剛じゃなくて、せんだみつお、だ(このへんは時代を

感じさせますね)というのには笑った。

今ではなくなったと思うのが女のバーゲンセールの死闘だ。

あれはあれで女は楽しんでいたと思うが、今じゃあ聞かな

いから、女のた戦いもなくなったのだろう。

「おばさん」といわれるようになって、沈んでいると、

タメの35歳の女が「おじさん」と呼ばれた、と言った

はなしには、うーん、僕もおばさんと言われないよう

にしよう? ん? おばさんはないな、いや、あるのか?

……いや、ないでしょう……チーン……合掌。

                (鶴岡 卓哉)






































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