2005年 幻冬舎アウトロー文庫
ぼくはこういう危険にみちみちたアジアの紀行本が
大好物である。
例にもれず、この本も著者が体験した(であろう)
ことが赤裸々に書かれております。
お湯のでないホテルなんて当たりまえ。たぶん、想
像の斜め上をいっていると思われます。
ヘンなひとなんていうのも当りまえ。ここで日常と
いうのは、非日常の連続です。
それがクーロン氏が旅に駆り立てられる理由なので
しょうが、マア、ぼくは遠慮しておきます。
クーロン氏の本で充分、楽しませていただきました。
きっと、日本の生活じゃ、刺激が少なすぎておイヤ
なんでしょうね。ご愁傷さまです。
けど、こういう本を読むと、世界はこんなに広いん
だよ、こんなヘンなひとでも生きてるんだから、大
丈夫だよ、って言われているみたいで妙に安心する
……合掌。
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