今年は飛ぶ蝶が多い気がする。ジャコウアゲハの餌になるウマノスズクサの他、モンシロチョウのために菜の花・キャベツ・白菜を抜かずにいて花が咲き、葉をモンシロチョウの幼虫青虫が食いつくすまで置いていることが幸いしているように思う。こんな蝶も見つけた。が、名前が分からない。白い羽に紋のような印が見える。そして、ヒョウモンチョウの1種ミドリヒョウモンではないかと思っている蝶だ。
招かざる客も来る。ベランダの屋根下の軒に巣を作り始めていた。スズメバチの1種だと思っている。2枚の写真。実は違う巣作りの写真だ。1度作り始めたので殺虫剤で追い払って巣を撤去したがまた来て作り始めた。蜂もなかなか頑張る。言うまでもない、また殺虫剤で追い払った。
そして蛾。2匹ともスズメガ属の蛾のようだ。緑色の蛾はウンモンスズメ、そしてジェット機のような蛾はキイロスズメの名ではないかと思っている。蛾と言うと何故か近寄りがたい。キレイ・オモシロイと思うのだが。その蛾は近寄っても全く逃げない。
大津谷の道沿いに数年前に街路樹としてロウバイが植えられた。春先に黄色い花を付けるがちょっと地味な花を何故?と思っていたが間違いに気づいた。今の時期に見ると橙色の多くの実が緑の葉の間に見える。我が家のロウバイが全く実を付けないので不思議に思い調べて見た。ロウバイは雄しべと雌しべを持つ両性花のようだが近親交配を避けるため、雄しべと雌しべで成熟する時期をずらす雌雄異熟のやり方を編み出したとのこと。また一つ、植物の凄さを知らされた。我が家のロウバイは1本だけなので実が生らないと言うことのようだ。
ヒメイワダレソウが前の道に広がって久しい。今年もキレイな光景を作ってくれた。もう少し、下に行くとお隣の家になる。”早く我が家まで来てくれないかなー”と、お隣の奥さんの声が。
6月に入り、近所のホタル観賞地では蛍が飛び始めたと聞こえてくる。我が家と隣家の間の水路、水が枯れることが2,3回あり、今年も数匹が飛ぶに留まっている。驚くことに去年はまだ少なかった近くの大津谷で今年は乱舞が見えた。100m以上に渡り飛んでいる。子供が昔、ホタルを入れて遊んだと言うホタルブクロが時期を合わせたように咲いている。
明日11日(旧5月13日)は芒種次候 腐草為蛍 (くされたるくさ ほたるとなる)だ。ホタルが飛ぶ頃のことだが昔の人は腐った草や竹の根が蛍になると信じていたようだ。ホタルの光は人を戸惑わせる何かが昔からあったのではないかと思わせる逸話だ。現代においては、蛍は多くの人を童心に返らせる。先日、孫が来たとき、我が家の近くの飛ぶか飛ばないかの地、それから大津谷更には近くの高校横を流れる水路と見て回った。家の近くでは1匹、見つけると、”どこ、どこ”の言葉が飛び交い、多くの蛍がいた場所で近くへ寄って来ると誰も彼もが手のひらに迎えようとする。♫”ほーほーほたる来い、あっちの水はにがいぞ こっちの水はあまいぞ ほーほーほたる来い”、口には出さないまでも誰もがそう思いながら手を差し伸べる。ホタルの前ではみんな同じ年に戻るようだ。
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