映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

バレンタインデー

2012年02月14日 | 映画(は行)
バレンタインデーには花を



                       * * * * * * * * * *

「ニューイヤーズ・イヴ」に続きまして、ズバリその日に当てました。
まあ、たまにはこういうのもいいでしょう。

この作品は、ロサンゼルスのバレンタインデー。
様々な男女の恋愛群像劇です。
先に私は、「ニューイヤーズ・イブ」をいたく気に入り、
それより先に公開された同監督のこちらを遅ればせながら見たわけです。
結論から言うと、「ニューイヤーズ~」の方が好きでした。
なぜかといえば・・・、まあ、やはり単に好みかもしれません。
2本続けてみるとさすがに飽きるのかもしれないし・・・。
バレンタインデーというのが、個人的にはそう思い入れのある日ではないし、
大晦日ならそれなりに“特別の日感”があるのかもしれない。
まあ、他愛のない恋愛劇でちょっぴりロマンに浸りたい方なら、どちらでも。


さて、作品の中身の話です。
日本のバレンタインデーとはちょっと違いますね。
「女性がチョコをプレゼントして男性に恋を告げる」日というわけではない。
男女どちらからでも愛を告げる特別の日。
特に男性から女性に花をプレゼントというのが多いようです。
その大忙しの花屋のオーナー(アシュトン・カッチャー)が主人公の一人というのもしゃれています。



仲むつまじい老夫婦。
けれど過去の過ちを思わず夫に告げてしまった老婦人(シャーリー・マクレーン)。
彼女の若かりし頃の映画の上映シーンとダブらせたラブシーンもステキ。


ロスに向かう飛行機で隣り合わせた男女。
(ブラッドリー・クーパー&ジュリア・ロバーツ)。
二人は次第に親しくなっていきます。
私たちはここでロマンスが生まれる・・・と期待するのですが、
二人は空港であっさり別れてしまいます。
二人はそれぞれの“恋人”の元へ・・・。
それぞれの“恋人”というのは、作品中に登場した内の誰かなのです。
誰だかわかるかな?
ジュリア・ロバーツの“相手”は私には察しがついてしまいましたが。



「バレンタインなんか大嫌いパーティ」というのもありましたよ。
うん、その気持ちはよくわかる。
ここで大いに盛り上がるのもよし!!



それからつまらぬ話ですが、2月14日といえば、北海道は厳寒期。
雪と氷に閉ざされています。
ロスでは半袖でもいいのか・・・と、
妙にうらやましく思ってしまったのでした。
それならお祭り気分もアリでしょうかね・・・。
北海道で温かいのは恋人たちだけ。

バレンタインデー [DVD]
アシュトン・カッチャー,ジェニファー・ガーナー,ジェシカ・アルバ,ジェシカ・ビール,アン・ハサウェイ
ワーナー・ホーム・ビデオ


2010年/アメリカ/117分
監督:ゲイリー・マーシャル
出演:ジェシカ・アルバ、キャシー・ベイツ、ジェシカ・ビール、ブラッドリー・クーパー、ジェイミー・フォックス、アン・ハサウェイ、アシュトン・カッチャー、シャーリー・マクレーン、ジュリア・ロバーツ