爽快感とちょっぴりの郷愁
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/9d/6b64655a341ae01c13aa4b646cfeda94.jpg)
* * * * * * * * * *
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のチームが再結集して作られたこの作品。
単に舞台を海からアメリカ西部へ変えただけ?とも思えるのですが、
そうとも言えるけれど、それだけじゃないよ、というところでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/80/6733eb9a72097503fb216e7270c905db.jpg)
自称悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)は、
瀕死の重症を負った郡検事ジョン(アーミー・ハマー)を聖なる力で蘇らせます。
始めは全く気の合わない二人ながら、
ジョンは白馬にまたがり、トントとともに巨悪に立ち向かっていく・・・。
白塗りのジョニー・デップは、また変人の役・・・ではありますが、
これがけっこういいのです。
いかにも怪しげで、インチキ臭くて
オトボケでもありながら、どこか真実を突きます。
彼がこうなってしまったわけは、少年時代の忌まわしい事件にあるというあたりで、
なんだか納得させられ、
その内に秘めた悲しみを見出してしまうと、
彼の奇行にも重みが出てくるという仕組み。
それはまた、アメリカ先住民の悲しみでもありますしねえ・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/1e/0618c89cea5e1986ed505f77ac326d27.jpg)
彼らの敵は、
この世ならぬ魔法を使い、世界征服を企むなどというワケの分からないものではなく、
極めて世俗にまみれた欲深い「人間」に他ならない、
というところも気に入りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/8d/8dad70f984925c72304b6410988a48cc.jpg)
そしてなんといっても終盤の列車のアクションシーンがスゴイ!!
特に白馬で列車の上を駆け抜けるなんて、
見たこともないシーンにア然。
いや、かっこいいです!!
私はすっかりこのナゾのお馬さん、シルバーの大ファンになってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/69/8b208ef3597d3381d834ca481e1652d7.jpg)
「ローン・レンジャー」は1930年代にラジオドラマで、
50年代にTVドラマで大人気を得た作品です。
私も幼少の頃TVを見た記憶はありまして、
ストーリーは全く覚えていないものの、
「ハイヨー・シルバー!」の掛け声と、
あの「ウィリアム・テル序曲」は忘れられません。
そんなわけもあってか、本作にこの曲が流れると
心浮き立ってしまうのを止めることができません。
今はもう遠い昔の物語・・・。
トントをうんと老人にして昔語りのスタイルでストーリーを進めたのには、
こういう郷愁があればこそ、なのだと思います。
しかし、単なるリメイクではなく、
見事に現代の「ローン・レンジャー」として蘇らせてくれました。
あ~、面白かった!!
それで全てです。
「ローン・レンジャー」
2013年/アメリカ/150分
監督:ゴア・バービンスキー
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ジョニー・デップ、アーミー・ハマー、ヘレナ・ボナム・カーター、トム・ウィルキンソン、ウィリアム・フィクトナー
列車アクション★★★★★
ジョニー・デップのおとぼけ度★★★★☆
満足度★★★★★
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/9d/6b64655a341ae01c13aa4b646cfeda94.jpg)
* * * * * * * * * *
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のチームが再結集して作られたこの作品。
単に舞台を海からアメリカ西部へ変えただけ?とも思えるのですが、
そうとも言えるけれど、それだけじゃないよ、というところでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/80/6733eb9a72097503fb216e7270c905db.jpg)
自称悪霊ハンターのトント(ジョニー・デップ)は、
瀕死の重症を負った郡検事ジョン(アーミー・ハマー)を聖なる力で蘇らせます。
始めは全く気の合わない二人ながら、
ジョンは白馬にまたがり、トントとともに巨悪に立ち向かっていく・・・。
白塗りのジョニー・デップは、また変人の役・・・ではありますが、
これがけっこういいのです。
いかにも怪しげで、インチキ臭くて
オトボケでもありながら、どこか真実を突きます。
彼がこうなってしまったわけは、少年時代の忌まわしい事件にあるというあたりで、
なんだか納得させられ、
その内に秘めた悲しみを見出してしまうと、
彼の奇行にも重みが出てくるという仕組み。
それはまた、アメリカ先住民の悲しみでもありますしねえ・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/1e/0618c89cea5e1986ed505f77ac326d27.jpg)
彼らの敵は、
この世ならぬ魔法を使い、世界征服を企むなどというワケの分からないものではなく、
極めて世俗にまみれた欲深い「人間」に他ならない、
というところも気に入りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/8d/8dad70f984925c72304b6410988a48cc.jpg)
そしてなんといっても終盤の列車のアクションシーンがスゴイ!!
特に白馬で列車の上を駆け抜けるなんて、
見たこともないシーンにア然。
いや、かっこいいです!!
私はすっかりこのナゾのお馬さん、シルバーの大ファンになってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/69/8b208ef3597d3381d834ca481e1652d7.jpg)
「ローン・レンジャー」は1930年代にラジオドラマで、
50年代にTVドラマで大人気を得た作品です。
私も幼少の頃TVを見た記憶はありまして、
ストーリーは全く覚えていないものの、
「ハイヨー・シルバー!」の掛け声と、
あの「ウィリアム・テル序曲」は忘れられません。
そんなわけもあってか、本作にこの曲が流れると
心浮き立ってしまうのを止めることができません。
今はもう遠い昔の物語・・・。
トントをうんと老人にして昔語りのスタイルでストーリーを進めたのには、
こういう郷愁があればこそ、なのだと思います。
しかし、単なるリメイクではなく、
見事に現代の「ローン・レンジャー」として蘇らせてくれました。
あ~、面白かった!!
それで全てです。
「ローン・レンジャー」
2013年/アメリカ/150分
監督:ゴア・バービンスキー
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ジョニー・デップ、アーミー・ハマー、ヘレナ・ボナム・カーター、トム・ウィルキンソン、ウィリアム・フィクトナー
列車アクション★★★★★
ジョニー・デップのおとぼけ度★★★★☆
満足度★★★★★