本当に大事なことは口に出せない
* * * * * * * * * *
互いに「ムコさん」(向井理)、「ツマ」(宮崎あおい)と呼び合う田舎暮らしの若夫婦。
ふたりは互いをよく知らないまま結婚しました。
ツマは天真爛漫、エキセントリックで
草木や動物と話ができたりします。
まあ、それでちょっぴりファンタジー仕立て。
幼いころ満月の明るい夜に、きいろいゾウが来て、
体の弱い彼女を空を飛んでアフリカへ連れて行ってくれた。
ムコの方は売れない小説家。
生活の足しに老人介護施設で働いていたりします。
何故か背中に大きな鳥のタトゥ。
(うわー、向井理にタトゥ、似合わない~)
いやしかし、これには深いわけがあるので、ガマン、ガマン・・・。
何の杞憂もなく幸せそうな二人でしたが・・・・。
ある日ムコ宛に届いた一通の手紙から、二人の気持ちが揺らぎ始めます。
実は互いのことはほとんど知らないことに気付いて狼狽し・・・。
ファンタジックな割に、二人の気持ちのすれ違う最大の山場、流しの蛇口の場での決闘(?)は
なかなか鬼気迫るものがありました。
本当に大事なことは口に出せなくなる。
そういうのはなんとなくわかります。
さてとそれでまあ、納得できる作品ではありながら、
あまり好きにはなれませんでした。
向井理さんは大好きなんですけどねえ・・・。
このツマ、「女」の女らしいところがあからさま過ぎ。
満月の夜、生理になると感情の起伏が激しくなっちゃう。
笑っていればたしかにカワイイけど、スネルは怒るは泣くは・・・、
私は自分が女だからなのか、こういうのは生々しすぎて苦手。
男性はこういうのを「かわいい」と思えるのでしょうか?
とすれば相当包容力があって、結構なことです。
でもたいていは退いてしまうんじゃないかなあ・・・。
妙なところで感が鋭くて繊細で・・・う~ん、苦手だ・・・。
それをファンタジックでくるんであるのが余計にイヤだ。
という、私の全く個人的感想でした。
2013年/日本/131分
監督:廣木隆一
原作:西加奈子
出演:宮崎あおい、向井理、緒川たまき、リリー・フランキー
「きいろいゾウ」
ほんわかさに隠されたリアル★★★★☆
満足度★★☆☆☆
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互いに「ムコさん」(向井理)、「ツマ」(宮崎あおい)と呼び合う田舎暮らしの若夫婦。
ふたりは互いをよく知らないまま結婚しました。
ツマは天真爛漫、エキセントリックで
草木や動物と話ができたりします。
まあ、それでちょっぴりファンタジー仕立て。
幼いころ満月の明るい夜に、きいろいゾウが来て、
体の弱い彼女を空を飛んでアフリカへ連れて行ってくれた。
ムコの方は売れない小説家。
生活の足しに老人介護施設で働いていたりします。
何故か背中に大きな鳥のタトゥ。
(うわー、向井理にタトゥ、似合わない~)
いやしかし、これには深いわけがあるので、ガマン、ガマン・・・。
何の杞憂もなく幸せそうな二人でしたが・・・・。
ある日ムコ宛に届いた一通の手紙から、二人の気持ちが揺らぎ始めます。
実は互いのことはほとんど知らないことに気付いて狼狽し・・・。
ファンタジックな割に、二人の気持ちのすれ違う最大の山場、流しの蛇口の場での決闘(?)は
なかなか鬼気迫るものがありました。
本当に大事なことは口に出せなくなる。
そういうのはなんとなくわかります。
さてとそれでまあ、納得できる作品ではありながら、
あまり好きにはなれませんでした。
向井理さんは大好きなんですけどねえ・・・。
このツマ、「女」の女らしいところがあからさま過ぎ。
満月の夜、生理になると感情の起伏が激しくなっちゃう。
笑っていればたしかにカワイイけど、スネルは怒るは泣くは・・・、
私は自分が女だからなのか、こういうのは生々しすぎて苦手。
男性はこういうのを「かわいい」と思えるのでしょうか?
とすれば相当包容力があって、結構なことです。
でもたいていは退いてしまうんじゃないかなあ・・・。
妙なところで感が鋭くて繊細で・・・う~ん、苦手だ・・・。
それをファンタジックでくるんであるのが余計にイヤだ。
という、私の全く個人的感想でした。
2013年/日本/131分
監督:廣木隆一
原作:西加奈子
出演:宮崎あおい、向井理、緒川たまき、リリー・フランキー
「きいろいゾウ」
ほんわかさに隠されたリアル★★★★☆
満足度★★☆☆☆