映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

オーシャンズ8

2018年08月23日 | 映画(あ行)

オシャレでゴージャス!

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ジョージ・クルーニーが演じたダニー・オーシャンの妹、
デビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)を主人公に据えた「オーシャン」シリーズの最新作。
デビーが犯罪プロフェッショナルの7人の女性と共に、
ニューヨークで開催される世界的ファッションイベント「メットガラ」の会場から
1億5000万ドルの宝石を盗み出す計画を実行に移します。

ファッションデザイナー、宝石職人、天才ハッカー、天才的なスリ等、
集まったのはその道のエキスパートの女性たち。
それぞれを適材適所に配置して、運命の夜が始まります。
今どきは会場のいたるところに監視カメラが配置されていて、
けれどももちろんそれも計画のうち。
盲点もちゃんと把握してあります。
さすがに女性たちが主役なので、なんともオシャレでゴージャス。
きらびやかなパーティ会場の裏で行われるスリル満点の犯罪。



「オーシャンズ」のシリーズで男どもの犯罪ロマンを繰り広げるのも楽しかったけれど、
その男ばかりという伝統が、逆に本作のような有り様を盲点にしていたのかもしれません。
いいですよ、女性版オーシャンズ。



犯罪のダシに使われるだけのはずだったセレブ女優のダフネ(アン・ハサウェイ)が、
意外にもクールな面をのぞかせる、転んでもただでは起きない人物だったというのが面白い。
実はその時点まで人数が足りないのでは?と思っていたのですよね・・・。
しかし、意外なのはそれだけではなくて、
私達観客にもヒミツの、もう一つの計画があった・・・というのもミソです。



<ディノスシネマズにて>
「オーシャンズ8」
2018年/アメリカ/110分
監督:ゲイリー・ロス
出演:サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、ミンディ・カリング、オークワフィナ、ヘレナ・ボナム・カーター

ゴージャス度★★★★☆
満足度★★★.5